古河市・総和町・三和町が合併し「新・古河市」発足

 9月12日、古河市、総和町、三和町の合併による「新・古河市」が誕生しました。古河市下大野の古河市役所で開庁式が行われ、職員や新市議らがテープカットで新市の門出を祝しました。
 開庁式は業務開始前の午前8時から行われ、舘野喜重郎市長職務執行者が「新生・古河市は未来に希望を持った若さあふれる都市。市民が『合併してよかった』と実感できる中核都市になることを願っている」とあいさつ。職員には「旧三市町の融和が一日も早く図られるよう努力してください」と激励しました。(茨城新聞2005/9/13付けの記事より引用)
 新・古河市は、面積約124平方キロ、人口約14万6500人で、県西地域では最大規模となり、県内でも5番目に人口が多い。合併方式は新設合併で、財政規模は約371億円。新庁舎は建設せず、当面は同本庁舎のほか、古河市役所と三和町役場を支所として機能させます。
 旧三市町は2003年3月に法定協をスタートさせましたが、名称問題でつまづき、約一年近くに及ぶ空白を経て2004年8月に再開。総和町選で合併推進派の現白戸仲久町長が当選し、一気に合併に漕ぎ着けました。
 新市議会は定数34(上限)となり、在任特例で2007年4月末まで約1年8カ月間、旧三市町の議員73人がそのまま市議として在任することになりました。
 また、新市の市長を決める選挙は、10月16日投開票と決定しました。合併前の古河市長小久保忠男氏と総和町長白戸仲久氏、元総和町長の菅谷憲一郎氏の3氏が出馬する見込みです。

2005年9月12日(月) 晴れ

県本部三役会(衆議院総選挙結果について)

衆議院選挙結果分析・集計(県本部)

県政記者クラブで選挙結果に関する記者会見

衆議院選挙当選挨拶

歩数【3000】歩・移動距離【74】km

衆院選比例区をめぐる悲喜こもごも

北関東比例ではあと26,916票で1議席
 今回の比例区公明党の総選挙結果は、ドント方式の微妙な数字に涙をのんだ結果となりました。9月10日の記事「比例区の当落を決める『ドント方式』とは」で触れたように、比例区の議席配分は得票を整数で割った値(商)をもって順位付けしていきます。
 公明党北関東得票の得票は、前回(平成15年の衆院選)を大きく上回る93万7,345票。これを1から順に整数で割っていくと、2位の候補は46万8,673票、3位は312,448票となります。一方、自民党の得票は、289万2,780票で、9番目の票は32万1,420票となり、北関東ブロック全体では20番目の票数となりました。したがって、その票差は、8972票となります。3で割っていますから、実際には26,916票上乗せしていれば、3議席目を確保できたことになります。約3%の上積みで現有議席を確保できたことになります。
 選挙は1票でも多いものが勝ち、と分かり切ったことですが、活動家があの時、あと1人声をかけていればと、悔やまれるものです。
 また、今回の比例選では想定外の事態も発生しました。
圧勝自民、配分議席が名簿登載上回る…超過分は社民に
読売新聞(総選挙2005 2005/9/12)
 衆院比例東京ブロック(定数17)で、自民党に8人目の当選枠が割り当てられるはずだったが、すでに名簿登載者全員が当選していたため、公職選挙法の規定により、代わりに社民党候補が当選した。
 名簿登載者の不足で議席が他党に配分されたのは、小選挙区比例代表並立制導入以来初めて。
 自民党の同ブロック名簿登載者は30人。内訳は比例単独6人、小選挙区との重複立候補24人で、23人が小選挙区で、7人が比例で当選した。
 公選法はこうした場合の名簿補充を認めておらず、自民党の圧勝を象徴する異例の事態となった。
 小選挙区との重複立候補者が小選挙区で当選していったため、名簿搭載者の数が少なくなってしまったために、当選枠が次点の社民党にわたってしまいました。1議席分とはいえ、自民党に投票した選挙民の意思は、無視されたことになってしまいました。小選挙区比例代表制の矛盾を感じる一幕でした。
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衆議院総選挙を終えて

 第44回衆議院総選挙において、公明党は公認候補を擁立した9小選挙区のうち8人が当選、全国11ブロックの比例区で23人が当選し、合計31議席を獲得しました。比例区では過去最高の898万票を獲得し、大前進をすることが出来ました。
 茨城を含む北関東比例ブロックでは、解散時の議席には及びませんでしたが、現職2名の当選を果たしました。県内得票も衆院選では初めて20万票を超える20万1257票を獲得することが出来ました。公明党に対して厚いご支援をお寄せくださった県民・有権者の皆さま、とりわけ厳しい選挙情勢の中で血のにじむような献身的なご支援をお寄せくださった県内の党員・支持者の皆さま、創価学会の皆さまに、心より感謝と御礼を申し上げます。
 今回の衆院選では、郵政民営化に賛成か反対か、改革を前進させるのか後退させるのかが問われました。自民党と公明党の連立与党で絶対安定多数を大きく上回る327議席を獲得したことは、改革を求める国民の期待感の強さの表れであり、日本再生に向けて構造改革を進める自公連立政権が圧倒的な信任を得たことになります。また、公明党が連立与党の信義のもとに推薦した自民党候補は、県内では6人全員が当選し、全国でも239名の推薦候補中224名が当選を果たし、公明党の選挙協力は、連立与党大勝利の大きな原動力となりました。連立与党の中で、公明党の存在はますます重要になってきました。構造改革断行へ、生活者の目線での政策実現への決意を新たにしております。
 改革を口にしながら支持団体の労組のしがらみから郵政法案に反対した民主党は、政権交代を目指すどころか、県内でも1議席を失い、全国では64議席も現有議席を減らす大惨敗を喫しました。批判・反対のみの抵抗勢力に堕し、責任ある政策を提示できなかった民主党の対応に、国民の厳しい審判が下されたといえます。高投票率と二大政党と喧伝されていた中で、わが党が大善戦できたことは、連立6年の実績と、約束したことは必ず実行する政策実現政党・公明党の政策や主張に、有権者の皆さまの信頼と期待が寄せられた結果であると確信します。
 今回の選挙戦で、公明党は、郵政民営化を入り口に、新たな構造改革として子育てを社会全体で支えるシステムづくりや財政健全化に向けた税金の無駄遣い追放を訴えてまいりました。公明党に寄せられた有権者の皆さまのご期待にお応えするため、本日より決意新たに、お約束したマニフェストの実現に全力をあげて戦ってまいります。公明党に対する国民の皆さまのご支援とご協力を心からお願い申し上げます。
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2005年9月11日(日) 晴れ

衆議院総選挙投票日

橋本昌県知事候補祝勝会に参加
茨城県知事選は、現職の橋本昌候補(無所属=公明、社民推薦)が4選を果たしました。3期12年で築いた知名度と組織力で、新人で女性団体役員の間宮たか子候補(無所属=共産推薦)を寄せ付けませんでした。衆院選と投票日が重なったため、投票率は64.73%と、過去最低だった前回を大きく上回わりました。

開票・集計作業

歩数【5000】歩・移動距離【105】km

期日前投票好調・過去最高の836万人に(読売推計)

 9月10日、総務省は衆院選の9日現在の期日前投票者数(小選挙区選)が672万5122人に上ったことを公表しました。これをもとにした読売新聞社は、最終的な投票者数は約836万人にのぼるとの推計を記事にしました。
 衆参両院選を通じて、以前の不在者投票時代を含む期日前投票者数の過去最高は、2004年7月の参院選での約717万人でしたので、これを100万人以上、上回る見通しで、最高記録を塗り替えるのは必至です。全有権者に占める期日前投票者の割合は8%となる計算です。
茨城県の期日前投票数は19万5384人(8.12%)
 一方、茨城県選管は11日、10日現在の期日前投票結果を発表しました。
 それによると、すでに投票を済ませた有権者は19万5384人で、投票率は前回の6.34%から8.12%に大幅アップしています。
 小選挙区別でみると、1区(8.13%)、2区(8.45%)、3区(9.19%)、4区(8.64%)、5区(7.90%)、6区(6.70%)、7区(7.94%)となり、3区が最も高く6区が最も低いという結果になりました。
 市町村別では、牛久市(12.41%)、常陸太田市(11.89%)、下妻市(11.60%)、龍ケ崎市(10.37%)、小川町(11.35%)、東海村(11.08%)、大和村(10.76%)、利根町(10.76%)、大洋村(10.39%)の9つの市町村で10%を超えました。
 今回、期日前投票の利用が増えた要因は、今回の衆院選が有権者の高い関心を集めていることの他、旅行や買い物などが理由でも投票日前に投票できる期日前投票制度が衆院総選挙では初めて実施されたことなどが挙げられます。

自公連立与党過半数で郵政民営化関連法可決へ

参院自民党「造反議員」の態度変化
 9月11日、衆議院総選挙の投票が始まりました。7時丁度に、投票所である近くの小学校に行ってみると、既に10数人が入口に並んでいました。総選挙に対する関心は高いようです。今回の選挙の最大の争点は「郵政民営化」です。たとえ衆議院で自公が過半数を取ったとしても、参議院での勢力分野は変わらないので、結局、郵政民営化関連法案は又否決されてしまうのではないか、との声もささやかれています。しかし、そうした状況は大きく変化してきているようです。
与党勝利なら…参院造反組、郵政法案賛成の動き
読売新聞YOMIURI ONLINE(2005/09/10)
 衆院選が与党有利の戦いとなっていることを踏まえ、小泉首相と自民党執行部は、選挙後の特別国会での郵政民営化関連法案成立に自信を深めている。
 衆院選で与党が勝利することで、先の通常国会の参院本会議で反対、欠席・棄権した自民党参院議員の多くが賛成に転じるとの見通しを強めているためだ。
 同法案については、反対票組の鴻池祥肇・元防災相が9日、国会内で青木参院議員会長と会談し、「民意に従うのが政治家の筋だ」などとして、衆院選で与党が過半数を得れば法案に賛成する意向を伝えた。「反対した人たちの気持ちを考えれば、一か月前に出てきたのと同じものでは賛成しにくい」として、何らかの修正が必要との認識を示しつつも、反対から賛成に転じた。
 さらに真鍋賢二・元環境庁長官、二之湯智参院議員も同日、読売新聞の取材に対し、衆院選で与党が勝利すれば法案に賛成する考えを示唆した。
 先の通常国会では114人の自民党参院議員のうち22人が反対し、8人が欠席・棄権した。その結果、法案は賛成108票、反対125票で否決された。その後の新党結成などに伴い、特別国会での参院採決では自民党から17人が反対すれば否決されることになるが、自民党参院執行部は威信をかけて反対票組の切り崩しにあたる方針だ。

 参議院の独自性という言葉はよく聞かれますが、郵政民営化の国民投票ともいえる衆院総選挙の結果を無視することは出来ません。その意味で、参院で反対票を投じた鴻池祥肇議員の「民意に従うのが政治家の筋だ」という言葉は当然と言えば当然です。
 今日の投票結果が、「郵政民営化を突破口に国の構造改革を進めよ」との強いメッセージを発することを期待します。そして、特別国会での郵政民営化関連法案の成立を強く求めるものです。
 (郵政民営化の問題で、先の通常国会では障害者自立支援法など重要法案も廃案になっています。あわせて早期の成立が望まれます)

2005年9月10日(土) 晴れ

衆院選挨拶廻り(市内後援会)

歩数【2000】歩・移動距離【46】km

比例区の当落を決める「ドント方式」とは

 いよいよ明日に迫った総選挙の投票日。公明党は、茨城県では小選挙区に候補者を擁立していませんので、比例区のみの戦いとなります。
 さて、その比例区の当選者を決める計算方式を「ドント方式」と言います。ベルギーの法学者ビクトル・ドントが考案した計算方法です。
 その計算方法は、各政党の総得票数をそれぞれ1、2、3、4、という整数で順次割っていき、割った得票数の大きい政党順に議席を配分する方式です。得票数の多い政党にも少ない政党にも、比較的公平に議席を割り当てられるのが特徴です。
【定数8】
政党名
A党
B党
C党
D党
得票数
1,000
700
600
280
1で割る
1,000【1】
700【2】
600【3】
280【8】
2で割る
500【4】
350【5】
300【7】
140
3で割る
333.3【6】
233.3
200
93.3
4で割る
250
175
150
70
5で割る
200
140
120
56
当選者数
3人
2人
2人
1人

取材拒否続く中村喜四郎陣営(茨城7区)

投開票日も取材お断り・7区中村氏がFAX
朝日新聞(asahi.com:マイタウン茨城2005/09/10)
 7区から立候補している元建設相の中村喜四郎氏(56)=無所属=は9月7日、11日の投開票日の取材について古河市の記者クラブに「お断りさせていただきます」などとファクスで回答した。中村氏は11日夜、境町の選挙事務所近くの駐車場にステージを設ける予定で、同記者クラブは6日に、この会場での取材を文書で申し入れていた。
 中村氏は、8月30日の公示日夜に同町で開かれた出陣式を始め、1日から選挙区内の各自治体の公民館などで開いている個人演説会の会場前にも「報道関係者立入禁止」と書いた看板を立てるなどして、異例の取材拒否を続けている。この日のファクスでの回答にも取材拒否の理由などについては一切書かれていない。
  当たり前のはなしですが、国会議員は日本国民全体の利益のために全力を尽くすのが仕事です。そのために、自分自身の主義主張、政策や実績を、マスコミなどの取材を通して広く有権者に伝える義務があると思います。
 中村氏は立候補の表明についても、マスコミに一方的にメモを送りつけ、記者からの質問や疑問に対して答える場を否定しています。選挙中の演説会なども取材拒否を続けているようです。そのとどのつまりが、投開票日の取材拒否です。
 中村氏は誰のための政治を行おうとしているのか疑問です。自分の地域、後援者や支持者のためだけの政治を目指しているのでしょうか。マスコミへの取材拒否は、国会議員としての使命の自己否定に繋がるのではないでしょうか。
 7区の有権者の選択は、あと30時間後に明らかになります。
参考:中村喜四郎氏が茨城7区に出馬表明
自己紹介
井手よしひろのプロフィール

井手よしひろです。
茨城県の県政情報、
地元のローカルな話題を
発信しています。
6期24年にわたり
茨城県議会議員を務めました。
一般社団法人地方創生戦略研究所
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