日本一保険料の安いまち・大子町の施行状況(資料編)



 介護保険料月額1,533円。日本一保険料がやすい町が、茨城県の北西部にある大子町(だいごまち)です。
 親との同居率が高く、家族で介護を賄おうとする傾向が強い地域で、措置制度の下では介護サービスの利用が低調に推移してきました。
 そのために、介護保険料が安く設定されました。介護保険施行から1年。この町の変化をレポートします。

大子町の総人口と高齢者人口(表−1:H13年4月2日現在)
 総人口高齢者人口高齢化率
11,9913,12526.06%
12,3684,34835.16%
合計24,3597,47330.68%
30%以上の高齢化率は茨城県内でもトップクラスです。

大子町の介護保険第1号被保険者の保険料(表−2)
段  階保険料
(年額)
保険料
(月額)
H12年度
年額
H13年度
年額
人 数比率
第1段階9,2007672,3006,900730.9%
第2段階13,8001,1503,50010,4002,45032.7%
第3段階18,4001,5334,60013,8003,93252.5%
第4段階23,0001,9165,80017,30077110.3%
第5段階27,6002,3006,90020,7002563.4%
基準保険料月額1533円は日本一安い保険料となっています。

要介護認定申請者数と認定者数(表−3:H13年3月末現在)
申請者数8431号被保険者2号被保険者
要支援7474 
要介護1182182 
要介護21251187
要介護385805
要介護484831
要介護583785
認定者63361518
自  立37  
死亡・転出149  
合  計819  
要介護率8.2%は茨城県の平均と同じです。認定者819人のうち149人が死亡または転出しています。

要介護認定者の内訳(表−4:H13年3月末現在)
認定者内訳認定者数
在  宅487
施  設146
合  計633

実際にサービスを受けている人の内訳(表−5:H13年3月末現在)
サービス利用者利用者数利用率
認定者の内
在  宅35773.31%
施  設146100.00%
合  計50379.46%
在宅の要介護認定者の内2割(130人)が一度もサービスを利用していません。

在宅サービス受給者の状況(表−6:H13年3月末現在)
◎認定者の数に対する人数比と支給限度額に対する金額比
受給者利用率
(認定者数)
利用額一人当りの
利用限度
利用限度額
合計
利用率
(金額)
要支援5511.29%1,444,29061,5003,382,50042.70%
要介護112024.64%6,501,660165,80019,896,00032.68%
要介護26613.55%3,685,640194,80012,856,80028.67%
要介護3418.42%2,574,090267,50010,967,50023.47%
要介護4398.01%3,078,420306,00011,934,00025.80%
要介護5367.39%2,692,550358,30012,898,80020.87%
合  計35773.31%19,976,650 71,935,60027.77%
認定者数487     
利用限度に対して27.8%しか介護サービスを利用していない実態が浮かび上がっています。要介護度が上がるに従って、金額ベースの利用率が低くなっていますので、利用者の負担の大きさが、利用率低迷の原因と思われます。

施設サービス受給者の状況(表−7:H13年3月末現在)
人数利用月額平均利用月額
特別養護老人ホーム介護老人福祉施設71  
老人保健施設介護老人保健施設71  
療養型医療施設4  
施設介護合計14649,836,000341,342

介護保険の利用状況
◎介護保険事業計画との比較(表−8:H13年3月の実績と介護保険事業計画の月平均を比較)
介護保険事業計画実績(H13年3月)計画との比較
利用者数利用額利用者数利用額人数比金額比
居宅要支援61 761,57455 1,444,2900.9021.896
要介護1139 4,648,586120 6,851,8200.8631.474
要介護268 2,665,78966 4,023,7200.9711.509
要介護335 1,892,83141 3,523,9001.1711.862
要介護426 1,615,90739 3,810,7401.5002.358
要介護520 1,439,97636 3,401,9101.8002.362
合  計3490.202%13,024,6633570.321%23,056,3801.0231.770
施設特別養護老人ホーム84 27,026,50871 22,753,7900.8450.842
老人保健施設55 20,226,90071 24,092,3501.2911.191
療養型医療施設12 53194624 1,063,7500.3330.200
合  計151 52,572,870146 47,909,8900.9670.911
居宅介護支援等  2,070,963  2,781,260 1.343
総費用合計500 67,668,496503 73,747,5301.0061.090
利用者負担  6,559,519  7,096,627 1.082
給付費合計500 61,108,977503 66,650,9031.0061.091
介護保険事業計画と実績とを比較した資料です。在宅サービスの伸びが177%と顕著です。これは計画より利用者率が大幅に上がっていることと、高額なサービスの活用が要因と思われます。
介護保険は、3年ごとに保険料を見直すことになっています。おおむね1年目は給付額が計画より下回り、2年目が計画通り、3年目が計画を上回り、3年でバランスをとるように調整されることになっています。大子町の場合、1年目でほぼ計画の給付額に達してしまい、3年目にはオーバーすることが懸念されます。


介護保険在宅サービスの利用状況比較
◎介護保険事業計画とH12年7月、H13年1月の実績を比較(表−9)
利用者数利用回数
計画H12年7月H13年1月計画比7月比計画H12年7月H13年1月計画比7月比
ホームヘルプ 8678 90.70%1,28386378260.97%90.61%
訪問看護 7479 106.76%251289299118.97%103.46%
ディサービス 104134 128.85%225571698309.76%122.24%
ディケア 8794 108.05%342698659192.50%94.41%
ショートスティー 725 357.14%11826261221.50%1003.85%
ショートスティー(療養施設) 43 75.00%85232529.35%108.70%
訪問入浴68444566.18%102.27% 119104 87.39%
福祉用具貸与 2563 252.00% 155514 331.61%
居宅療養管理指導 32 66.67% 22 100.00%
在宅サービスの給付金額が大幅に事業計画より延びている要因は、ショートスティーの利用であることがわかります。
H13年1月の実績が25人で261回の利用ということは、一人平均10日以上に達しています。老老介護などによって、施設入所が必要な高齢者がショートスティーを長期間活用している現状がうかがわれます。


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日本一保険料の安いまち・大子町の施行状況



010415daigo 大子町は茨城県の北西端で、北は八溝山系を境に福島県、西は栃木県に境を接している人口2万4千人余りの小さな町です。65歳以上の高齢化率は3割を超えています。(大子町の介護保険施行状況<資料編>表−1を参照

 袋田の滝と奥久慈温泉で有名なこの大子町が、全国的に知られたのは介護保険制度が導入されたことからでした。介護保険の保険料が、全国一安い自治体としてマスコミに広く報道されました。

 大子町の第1号被保険者の基準保険料は年額18,400円、月額1,533円となり、全国平均の半額程度(全国平均は2,885円:平成11年7月調査)となりました。(大子町の介護保険施行状況<資料編>表−2を参照

 保険料が低く抑えられた要因としては、1)介護保険施設が少ない(特別養護老人ホーム1カ所、老人保健施設1カ所、療養型病床群は一カ所もない)、2)「他人の世話になりたくないなどの理由でサービスの受け入れに消極的な面が見受けられ」(大子町の介護保険事業計画P4)在宅サービス、特にホームヘルプサービスの利用率が低い(65.9回/100人当たり年間利用回数:H9老人保健福祉マップより) 、などが考えられます。

010413daigo_yakuba 介護保険施行から1年が経過した2001年4月13日、井手よしひろ県議は、大子町を訪れ、施行状況を大子町保健福祉課長鈴木俊郎氏、高齢福祉係長藤田範男氏より直接ヒアリングしました。また、町内の介護保険関連施設(別表)3カ所を調査しました。

調査の結果、明らかになった実態は、以下の4点です。
1)介護保険サービスの需要が金額ベースで大幅に伸びている
2)在宅サービスの伸びは通所サービス、ショートスティーの伸びが主な要因である
3)施設サービス(特に特別養護老人ホーム)の入所基準に再検討が必要である
4)介護保険の給付は事前予測より高額に推移している

1)介護保険サービスの需要が金額ベースで大幅に伸びている

 資料編の介護保険事業計画と実績との比較表を見てみると(表−8)、在宅サービスの利用額が1.78倍に伸びていることがわかります。反面、施設サービスは1.09とほぼ計画通りに推移していることになります。

2)在宅サービスの伸びは通所サービス、ショートスティーの伸びが主な要因である

 在宅サービスの中では、ディサービスが310%、ディケアが193%、ショートスティーが222%と伸びています。(大子町の介護保険施行状況<資料編>表−9を参照

 しかし、介護保険の中心であるホームヘルプサービス計画比61%と低迷しています。茨城県の傾向性を見てみると、2000年6月から12月にホームヘルプの利用回数が147%増加しました。大子町では、同年7月から2001年1月にかけて91%とかえって利用回数が減少してしまっています。

 大子町の場合、ディサービスが伸びた要因は、大子北ディサービスセンターの創設などにより、自宅に閉じこもりがちな高齢者にディサービスの効用が広く認知されたためと考えられます。

 また、顕著な伸びを示しているショートスティーには、特別な理由があります。H13年1月時点でのショートスティー利用者は25人、その利用回数は261回となっています。平均で1人が10日間以上利用している計算になります。町の担当者の話しによると、老老介護などの理由により、本来は特別養護老人ホームなど介護施設に入所する必要がある高齢者が、施設の定員が満員のため入所できず、やむを得ずショートスティーを連続的に利用しています。これは、本来のショートスティーサービスの本来の活用形態ではありません。

3)施設サービス(特に特別養護老人ホーム)の入所基準に再検討が必要である

010413gaigo_tokuyo  現在大子町には、特別養護老人ホーム久慈川荘があります。久慈川荘の定員は60名ですが、現在40人以上の待機者がいるとのことです。

 介護保険制度が導入されて、要介護度1以上の高齢者は、その生活環境に関係なく特養への入所申込みをすることが出来ます。特養は、原則的に申込み順に、入所者を受け入れることになっています。介護する人が高齢者であるとか、介護をする人がいない単身者であるといった状況の差は入所の判定に加味することは出来ません。また、複数の施設に重複して申込みをすることも出来ますし、老人保健施設や療養型の病院、一般の病院に入院中の高齢者も申込みをします。そのために、特養ホームしか入所できない高齢者の行き場所がなくなってしまっています。

 その受け皿が、ショートスティーの連続使用という形になって顕在化していると見るのが正しいと思います。「施設の入所基準に問題があるように思います。本当に必要な人が入れない状況になってしまっています」とは担当者の言葉ですが、偽らざる率直な感想でしょう。

4)介護保険の給付は事前予測より高額に推移している

 2号被保険者の保険料は、介護保険事業計画による給付費の総額の3年間の平均から算出されます。したがって、大子町のように事業計画を超えて、給付費がかさむと3年間の期間中に財源の不足が懸念されます。そのために、市町村の連合組織である国民健康保険団体連合会(国保連合会)に、財政安定化基金を設置され、給付の見通しを上回って生じた給付費の増や通常の徴収努力を行ってもなお生じた保険料未納による保険財政の赤字をカバーするための資金を交付することになっています。

 大子町が、この安定化基金の交付対象になるかどうかは、現時点でははっきりしません。しかし、基金償還分が発生すれば、次期保険料の見直しでは、保険料引き上げの要因となることも考えられます。

●大子町の介護保険施設
特別養護老人ホーム
デイサービスセンター
久慈川荘社会福祉法人清和会3193521大子町北田気551番地の102957-2-2323
老人保健施設温泉リハビリセンター虹の丘医療法人久仁会3193552大子町矢田93−102957-2-6331
デイサービスセンター大子北デイサービスセンター社会福祉法人清和会3193555大子町下野宮1683−102957-9-11
(撮影:井手よしひろ2001/4/13)

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日立の道路レポート - 日立・十王の道路整備の現状と提案

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日立・十王の道路整備の現状と提案

010414hitach_map_s 日立市と十王町は、海と山とに挟まれた南北に細長い地形をしています。

 そのため、主要な道路交通は南北軸に集中しています。

 南北軸を構成する主要な幹線道路としては、山側部に常磐自動車があり、平地部に一般国道6号、海岸に国道245号が走っています。

 常磐自動車道は主として広域の長距離交通に利用され、市街地内の南北交通は、主に国道6号(2車線)と国道245号(2車線)によって処理されています。

 国道245号は、市の中心部で国道6号に結ばれているため、実質的に市内の南北交通を処理する幹線道路としては、国道6号のみです。日立市の幹線道路の交通量は、国道6号が約36,000台/日(平成11年10月、国土交通省が・西成沢町で調査)、国道245号で約27,000台/日(平成2年度交通センサス)と、道路の交通容量を大きく越えています。関東全体の一般国道の平均の約3倍に達しています。市内の通勤時の平均時速20キロは、関東地方の平均より10キロも遅く、単純計算すれば、市内の10キロ圏のマイカー通勤者は、ノロノロ運転で週100分の無駄が生じていることになります。

 また、日本自動車研究所(つくば市)の調査では、二酸化炭素や窒素酸化物の発生量は、加減速を繰り返しながら平均時速20キロで走行した場合、平均時速40キロで走ったときに比べ、二酸化炭素が30%、窒素酸化物が60%増加するとされ、地球温暖化などへの影響も懸念されています。

 さらに、西暦2010年(平成22年)には交通量が現在の1.4倍になることが懸念されています。

 日立は、工業都市として発展してきた経緯から、平地部を大規模な工場群が占めており、昭和30年代後半からの人口増加に伴う住宅団地等の建設は、山の南斜面を切り開いて分散的に配置されてきました。

 地形的な制約もあり、これら団地間を結ぶ道路の整備が不十分でした。そのため、これらの団地等から発生する生活交通は、すべて国道6号を経由しなければならず、特に朝夕の通勤時間帯には一般の通過交通と重なり非常に激しい交通混雑を引き起こしています。

 こうした状況を解消するため、総合的な道路整備計画を進行する必要があります。

030522douro

 その整備計画の基本が、ラダー型道路整備構想です。ラダー、つまり梯子状に幹線道路を整備しようとする考え方です。山側から常磐高速道・山側道路・国道6号線・国道245号と国道6号海側バイパスの4本の縦軸道路を東西方向の道路で相互に結びつけていく計画です。ちょうどあみだくじの縦線と横線の関係を思い出していただければよく理解できると思います。

 この考え方を基本として、まず、常磐自動車道では日立中央インターチェンジが、平成5年秋に供用開始されました。

 遅れていた山側道路も、平成7年に石名坂から森山町に抜ける一部区間が開通しました。

 96年から現在開通している区間から、台原・金沢・塙山団地の山側を貫き大久保町に至る山側道路の計画が進んでいます。(山側道路計画) この道路は、県道日立・笠間線の整備計画と整合性をもたせ、大久保町から朝日峠をトンネルで抜け、はたそめ団地を経由して常陸太田市街に至る道路となります。大久保町から金沢団地山側まで南下し、常陸太田市方向に東進、トンネルを抜け常陸太田に至る区間は県が県道として整備し、完成した山側道路から台原団地山側を経由して、県道に至るまでは、日立市が整備します。両方の区間とも、早期完成に向け工事が具体的に進んでいます。

 山側道路の北側は、神峰公園からかみあい団地を経由して、小木津町に至る区間が平成13年か月までに開通(小木津バイパス)していますが、大久保町から神峰町の間の区間は、まだ都市計画決定がされておりません。早急の計画決定が望まれています。

 国道6号の久慈川にかかる榊橋は、平成11年4月に暫定2車線での架け替え事業が完了しました。(国道6号4車線化事業、榊橋掛け替え事業)現在、4車線化のための工事が継続しています。

030319tome 平成9年4月、久慈大橋の渋滞をさけて潜水橋である留橋を渡っていた一家4人を乗せた乗用車が、久慈川に転落して死亡するという痛ましい事故が発生しました。井手県議らは、一刻も早い連絡橋の整備を強く要望した結果、新しい架橋を建設し、東海村と日立市を結ぶ県道を整備する方向が確認されました。平成9年12月には、県道として認可され、工事が順調に進みました。平成15年3月には、新たな橋が完成し「留大橋」と命名されました。この道路の開通によって、午前7時から12時間の交通量は国道6号が10.4%、245号が13.9%減少し、日立市南部と久慈川南部との生活道路として十分に機能しています。(県道日立・東海線)

 また、海側を走る国道245号線の4車線化工事も進んでいます。現在、南部のみなと町・久慈町の一部のみが4車線化されていますが、新茂宮橋の掛け替えを含む、みなと町(ウェル・サンピア前)〜南留交差点間の1.6km区間について国の事業として事業化され、工事が進んでいます。

010400r6_big 海側の国道6号日立バイパス工事は、北から工事が進められています。

 国道6号日立バイパスの工事は、昭和61年度から用地買収、平成3年度からは陸上部の工事が着手されました。平成8年6月には、漁業者との補償も解決し、海上部の工事が始まりました。計画は大幅に遅れていますが、平成13年春には、本宮アクセスまでの部分供用が開始され、平成15年5月から、鶴首ループ橋までが供用されています。

 旭町側のJR日立こ線橋改修工事は、地元住民の協力を得て、平成11年度に無事完成しました。引き続き、245号の拡幅工事が6号接続を目指して進められます。

 国道245号線と国道6号線諏訪五叉路を結ぶ県道鮎川停車場線が計画されました。海側の245号線と6号線を直結し、多賀地区の6号線を拡幅します。多賀駅前から山側道路(県道日立笠間線)に接続することによって、ラダー構造の道路を当面確保しようという狙いがあり、日立当面道路計画と呼ばれています。渋滞解消のためには、どうしても実現したい道路計画です。

 また、現状の道路新設または改修に頼る渋滞緩和策だけではなく、詳しい交通量調査や将来予測をしっかりとやり直し、交通量が少ない常磐自動車道路の活用なども含めて、新しい道路政策を具体化する必要性があります。


最終更新日:10/16/2005 21:24:49

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日立の道路レポート - 山側道路(南部)の整備計画

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山側道路(南部)の整備計画

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 慢性的な国道6号、245号線の渋滞を解消するために、日立市の西側の山側に幹線道路を通す計画が進んでいます。みかの原団地の裏側から大久保町までの間を、「都市計画道路・石名坂多賀線」と「県道・日立笠間」で結びます。

 この道路は、既存の山側道路(石名坂坂上〜森山町)の中間部分から分岐し、台原団地、金沢団地の山側を通り、県道日立・笠間線(図の赤字線の部分)に接続する道路です。

 この区間は、台原団地の上部を通過するため、団地の住環境に悪影響を与える危険性があります。そのため、地域住民との綿密な話し合い、十分な設計検討が必要です。

 山側道路は、日立の道路渋滞を解消し、常陸太田との広域的交通網の整備には、欠くことのできない道路であり、山火事等の防火帯ともなる道路です。

 平成8年より、用地買収のための詳細測量が市の手で開始され、総工費30億円で、平成15年度の完成を目指します。

 平成12年5月現在、市施工部分の工事用道路の工事がかなり進捗しています。

010414kanesawa
金沢団地山側の工事現場、山を切崩す作業が進んでいます
000531kasama1
ゴルフ練習場入り口付近の工事用道路の進入路
000531kasama2
右の道路は石名坂から森山町に抜ける市道、左が山側道路工事用道路(台原団地方面に向かう)


課 題 と 主 張
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工事区間は、自然に恵まれたすばらしい環境の地域です。環境アセスを完全に行い、環境破壊を最小限に抑えること。
4車線化の予定は白紙にし、余裕のある道路環境とすること。
工事に当たっては、工事用車両が団地内を通ることの無いよう、万全な計画を立てる。
山側道路と、団地とのアクセス道路(台原アクセス)は当面凍結し、山側道路開通後に再検討する。
騒音、振動、光害、排気ガスの団地への影響を極限に押さえるため、道路構造を工夫する。
道路のノリ面は、十分に緑化すること。
ヨウ壁も圧迫感の少ないものとすること。
工事に当たっては、団地住民をはじめ、関連の住民の意見を十分取り入れること。

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台原団地を東側から写した合成写真に想定路線を記入した。
赤線が想定路線。スケールは参考程度にご覧下さい。
   


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日立の道路レポート - 日立・笠間線整備計画

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日立・笠間線整備計画

常陸多賀と常陸太田を15分で結ぶ待望の真弓トンネル

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990522hasi 県道日立笠間線は、日立市の河原子から常陸太田市を経由し、笠間に至る県北を東西に横断する重要な肋骨道路です。しかし、日立・常陸太田間に通行不能区間があり、その整備は永年の大きな課題でした。

 井手県議らの強い要望により、平成7年よりこの道路を日立山側道路と一体的に整備する計画が具体化しました。

 まず、この道路は、6号線多賀駅前交差点から山側に向かい、大久保中学校の南側から常磐高速に沿って南下します。塙山団地を経て、金沢団地の山側で、西側に分岐し、朝日峠をトンネル(仮称:真弓トンネル)で抜け、常陸太田につながる2車線(片側1車線)8.5kmの道路となります。

 この区間は、3つの橋梁、1400メートルに及ぶトンネルなど難しい工事が予想されています。

990522hasi_ide トンネル部は、有料道路として整備することも計画されています。

 常陸太田市側は、はたそめ団地の中央を抜け、市街地に直結します。

 この道路は、日立・常陸太田間を、15分程度で結ぶ画期的道路になります。

 総工費は184億円程度、内真弓トンネル部分で40億円の予算です。平成8年度から用地の測量調査に入り、一部用地買収にも入りました。平成10年に、塙山団地を抜ける道路と金沢団地の北側を通る建設用道路計画もほぼ固まり、橋脚の下部工工事も始まっています。

 今後の課題は、日立市が施工する部分が、財政難で進捗が遅れていることと、困難な地形のため工事用道路をどのように確保するかと言うことです。特に、工事用道路が通過する塙山団地の住民の理解を得る努力が必要です。

課題と主張

工事区間は、自然に恵まれたすばらしい環境の地域です。環境アセスを完全に行い、環境破壊を最小限に抑えること。
工事に当たっては、工事用車両が団地内を通ることの無いよう、万全な計画を立てる。
山側道路と、団地とのアクセス道路(塙山アクセス)は、当面凍結し、山側道路開通後に再検討する。
騒音、振動、排気ガスの団地への影響を極限に押さえるため、道路構造を工夫する。
道路のノリ面は、十分に緑化すること。
ヨウ壁も圧迫感の少ないものとすること。
工事に当たっては、団地住民を始め、関連の住民の意見を十分取り入れること。
常陸太田側の路線、特に「はたそめ団地」内の通過に関しては、団地住民との完全な合意をとること。

yamadan


road_hata←日立笠間線の一部に計画されている「はたそめ団地」内道路。
工事に実施に当たっては、団地住民の納得と協力が不可欠である。



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日立の道路レポート - 国道245号線4車線化と新茂宮橋架替え

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国道245号線4車線化と新茂宮橋架替え

010414road_245

010414r245_ide 激しい交通渋滞と老朽化が著しい国道245号線新茂宮橋の改修が具体化します。
 現在、掛け替えのための橋梁の予備設計が進められており、平成13年度以降、詳細設計、実際の工事へと進むことになります。

010414r245 既に用地買収は完了しているため、一刻も早い四車線化整備完了のため、井手県議ら公明党議員団は、工事の進捗を国及び県に強く働きかけていきます。
 国道245号線新茂宮橋は、老朽化と事故等により痛みが激しく、平成13年1月の井手県議らの調査によっても、写真のような破損箇所が見られました。

 平成13年度、国の補助を受けた早期改修のための設計予算が計上されました。

このページは、茨城県議会井手よしひろの公式ホームページのアーカイブ(記録保管庫)の一部です。すでに最終更新から10年以上経過しており、現在の社会状況などと内容が一致しない場合があるかもしれません。その点をご了解下さい。

日立の道路レポート - 榊橋(さかきばし)架替え供用開始

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榊橋(さかきばし)架替え供用開始

road_sakaki 平成12年3月27日、昭和5年に開通以来70年余、県北地域の発展を支え続けた「榊橋」が、新しく掛け替えられました。一般国道6号線旧榊橋は、久慈川に架かる延長324mのコンクリート橋で、老朽化が著しく補修も限界に達し、しかもこの橋には歩道がなく、国道6号の1日27,000台という交通量には対応できず、交通のボトルネックとなっていました。

 震災対策と交通安全の確保、増大する交通量へ対応するため、榊橋を架け替え4単線化する計画が進められています。

 平成2年より国の直轄工事として工事が開始されました。用地交渉などが難航し、2車線の暫定開通まで9年の歳月がかかりました。今回開通した部分の事業費は、約30億円です。

 完成した区間は、「新榊橋」の部分が374m、日立側の高架部分が129m、拡幅部分も含めると約1km区間です。下流側には歩道橋も整備され、供用が開始されました。

 暫定2車線での開通はしましたが、4車線化の計画がまだ具体化していません。今後、井手県議は、一刻も早い計画実施を国に強く働きかけてまいります。

旧榊橋の解体工事進む
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榊橋解体現場

70年の年月を経て生まれ代わった国道6号榊橋
990525sakaki 昭和5年、久慈川の那珂郡石神村石神外宿(いまの東海村石神外宿)と久慈郡東小沢村下土木内(いまの日立市下土木内町)の間に、1本の新しい橋が架かりました。その名を榊橋といいます。(石神の「神」の字をヘンに、下土木内の木の字をツクリに組み合わせ「榊」橋と命名したと言います)

 永久橋ととして架けられたこの橋は、橋長が324m、幅員7.5mのコンクリート橋。昭和3年頃、茨城県によって工事が開始され、昭和5年8月に完成しました。開通式は花火が上がり、神楽も催される盛大なものであったといわれています。

 以前には、この榊橋の上流側に木橋が架かっていましたが、その頃はこの橋を通っていた当時の15号国道(いまの国道6号)も、交通量が少なく狭い通路でした。しかし、榊橋が完成してからは道の幅が広がり、交通量も増加。木橋からコンクリートの永久橋へと、時代は明らかに変わりました。

 以来60余年、榊橋は長年の風雪と重交通に耐えてきました。しかし、今や橋梁の老朽化が著しく補修も限界。しかもこの橋には歩道がなく、幅員も現在の国道6号の1日27,000台という交通量には狭いものとなり、交通のネックとなってしまいました。

 このため、この榊橋を架け替え4単線化することになり、上り線2車線の工事を平成2年より開始しました。

 以来10年近くの歳月を経て、暫定2車線での架け替え工事が完成しました。


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日帰り温泉施設がオープン

鵜の岬日帰り温泉施設
鵜の岬日帰り温泉施設
鵜来来の湯十王の正面


鵜の岬新館から
鵜来来の湯十王を見る


鵜来来の湯十王から
(クリックすると大きな画像となります)

 県立国民宿舎「鵜の岬」の旧館跡地に、日帰り温泉施設「鵜来来(うらら)の湯十王」がオープンします。

 国民宿舎「鵜の岬」は16年連続利用率日本一(2005/5/25現在)に輝いた超人気の宿泊施設です。反面、地元の住民が予約が取れないという苦情が多く寄せられています。こうした声を背景に、日帰りの温泉施設が計画されました。

 鵜の岬の新館建設の際、掘られた温泉が、地下1300メートルから毎分400リットルも湧出しています。46度から47度のナトリウム温泉で、大変泉質の良いと評判が高いのですが、湧出量の4分に1程度しか利用されておらず、温泉を活用した健康増進と、住民の交流促進を目的とした施設が望まれておりました。

 この「鵜来来の湯十王」は、平成12年秋に着工し、平成13年4月28日に完成、オープンすることになりました。

 「鵜来来の湯十王」は、その特徴として々眤道路のインターに近く交通の便がよい県内の温泉にはない太平洋の景観が素晴らしい5抃謄好據璽垢鮃くとったため、ゆっくりと安らぐことが出来る、などが上げられます。

 施設は、地下一階、地上二階建てで、大浴場(男湯・女湯各183屐砲簣天風呂(同40屐法休憩室などが設けられます。

 大浴場の広さでも、県内の公共の温泉施設では最大規模となっています。軽食がとれる食堂も設けられ、鵜の岬のレストランとも一体的に利用できます。

 総工費は10億5000万円で、県からの補助が2億8000万円です。一日利用予定客数は平均600人、年間20万人の利用を目標としています。

 建設は地元の十王町が行い、管理は国民宿舎と同じ県開発公社に委託されます。

 日帰り温泉施設「鵜来来の湯十王」は、地域活性化の大きな起爆剤となると大きな期待が寄せられています。


鵜来来の湯十王について

茨城県日立市十王町伊師605
(県立国民宿舎鵜の岬と同一敷地内です)
問い合わせ先:0294-39-1126

営業時間4月〜10月午前10時〜午後9時
11月〜3月午前10時〜午後8時
休館日毎月第1・第3火曜日

利用料金平 日800円午後4時以降は500円
土・日・祝日1000円午後4時以降は500円
小学生以下各料金の半額
3歳未満無  料

高速道路を活用した 日立市の渋滞解消策の検討を求める署名 - 国道6号日立バイパス

高速道路を活用した日立市の渋滞解消策の検討を求める署名

道路キャパシイティーの拡大には限界が
 深刻な日立市内の交通渋滞を解消するためには、従来は道路のキャパシティーを拡大する方策、例えば、道路を拡幅するとかバイパスを整備するといったハード面での対策や信号機を高度化し、コンピュータで管理することによって車の流れを科学的に制御しようといった取り組みがとられてきました。

 しかし、日立市のように事業所や民家が密集する場所では、その費用が莫大な金額に上ります。

日立バイパス4.7kmで事業費500億円
road_umi  日立市内の慢性的な渋滞を緩和するため、国道6号の「日立バイパス」の工事が、建設省の直轄工事で進められ、現在は、田尻町から旭町までの区間4.7kmの工事が行われています。

 田尻町の日立公設市場の前で、現国道6号線から分岐し海岸部に出ます。旭町までは、海上を通行します。本宮アクセス、鶴首ループ橋などで、一般道と接続する予定です。

 この工事区間の総事業費としては、約500億円が見込まれています。漁業補償や用地買収は完了していますので、建設予算が認められれば、工事は一気に進みます。平成9年度末までに、170億円が投入され、平成10年度は22億5000万円の予算が計上されています。事業費ベースでは、来年3月までに全体計画の約40%の工事が完成することになります。

 来年度以降、毎年20億円程度の予算しか認められないとすると、田尻町と旭町との間の4.7km区間が完成するためには、今後15年以上の年月が掛かることになり、国に対して、井手県議らはその早期整備を強く要望しています。

 公明党の石井啓一衆議院議員(北関東比例区)は、平成11年度の衆議院予算特別委員会分科会で、この日立バイパスの整備計画を取り上げました。

 こうした動きを受けて、建設省は、計画を一部見直しを表明し、平成12年度末までに本宮アクセスまで、当初計画の半分の片側一車線(幅8.5m)で暫定使用で開通しさせることになりました。

010330r6  3月24日には、日立バイパスの開通式が執り行われました。滑川海岸に沿って洋上部分の滑川区間(長さ376m)、本宮区間(168m)、それに陸上部分(160m)の計704m。このうち、洋上部分の滑川区間では15基、本宮区間7基の計22基の橋台、橋脚が建設されました。陸上部分は、現在の市道を山側に移して新たに建設すれ、工事費は計14億円です。

 部分的に開通した日立バイパスですが、残り区間の完成年度は未だに明示されていません。




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高速道路活用した渋滞緩和策を求める署名

010403syomei_sityou 井手県議ら公明党日立支部(支部長:八幡正次日立市議会議員)では、日立市内の慢性的な交通渋滞を緩和するために、TDM(交通需要マネジメント:Transportation Demand Management)の発想を導入し、従来の固定概念に縛られず高速道を活用した渋滞解消策の検討を求める署名を行いました。
 この署名運動には、多くの日立市民のご協力をいただき、2001年2月から3月末までに、38500人の皆さまから賛同の署名をいただきました。
 これらの署名は、4月3日、公明党市議団と支援者の代表の手によって、樫村千秋日立市長に届けられました。
 署名簿を受け取った樫村日立市長は、「平成13〜14年度の2カ年事業でパーソントリップ調査(市内交通量の総合的調査)を実施し、その中でも高速道路の利活用の可能性を検討していく」と語り、「この多くの署名に込められた市民の声を交通行政に必ず反映していく」と述べました。
 このページでは署名の内容と日立市の現状、全国で実施されている高速道路活用事例を紹介します。


高速道路を活用した日立市内の渋滞解消策の検討を求める要望書


010403syomei 日立市内の慢性的な交通渋滞は、人的労力の損失や多額の経済的な損失を生じさせているのみならず、二酸化炭素や窒素酸化物を多量に排出させ、地球温暖化など環境への悪影響も懸念されます。

 従来、こうした渋滞の緩和には、道路や関連施設の充実を目指す政策がとられてきました。つまり、道路の舗装、拡幅、交差点の改良、信号機の高度化などへの投資です。しかし、こうしたハード面の整備は、日立のように住宅や事業所が密集する地域にとって、費用と時間が極端にかさむ欠点があります。例えば、現在、整備中の国道6号日立バイパスは、田尻町から旭町の4.7キロの事業区間で500億円もの事業費がかかるとされ、事業完成予定年度も明示されていないのが現状です。

 そこで、発想の転換が必要になります。日立市には、主要な道路と並行して常磐自動車道が通っています。日立市内を通行する車両を、高速道路に迂回させることが出来れば、市内交通のピークを解消することが可能になります。そのためには、常磐自動車道日立南・太田インターチェンジから日立北インターチェンジ間の料金体系を柔軟に運用し、交通量の少ない高速道路をより高度に活用する事が不可欠です。

 私どもは、高速道路を活用して、市内交通渋滞を解消する取り組みを検討するよう、多くの市民の署名を添え要望いたします。

 貴職にありましては、要望の主旨をご理解いただき、適切なご対応を何卒よろしくお願い申しあげます。

日立市長 樫村 千秋 殿






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