動燃東海爆発事故アーカイブ - 動燃のずさんな消防計画

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動燃事業団のずさんな消防計画


 井手県議は、東海村消防本部より消防計画の写しの情報開示を受け、その通報体制等を検証した。

 それによると、平成8年10月25日に提出された消防計画書にもかかわらず、通報先に「勝田市企画室」「那珂湊市企画課」などの「ひたちなか市」の合併前の旧市名が並んでいたり、晴嵐荘病院の電話番号が「2−1151」と旧局番になっていたり(正しくは282−1151)、かなり以前の消防計画を何の点検もなく、提出していることが判明した。

 また、実際の通報は、「特に火災の場合は、東海消防本部へ直ちに通報する。」と明記されているにもかかわらず、30分以上遅れるなど、ずさんを極めている。

 なお、県警には10:06発生の火事の通報は全くなかったことが判明している。

 さらに、晴嵐荘病院には、翌日病院当局から問い合わせがあるまで、動燃側からの連絡は全くなかった。

動燃東海事業所の消防計画書

平成8年10月25日


所内緊急通報連絡体制図
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外部関係機関
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外部関係機関を転記しました。

東海事業所

本社担当部長

科学技術庁原子力安全局原子力安全課

科学技術庁原子力安全局核燃料規制課

科学技術庁原子力安全局保障措置課

科学技術庁原子力安全局放射線安全課

科学技術庁原子力安全局動力炉開発課

 

科学技術庁水戸原子力事務所

科学技術庁原子力安全局核燃料規制課再処理施設運転管理専門

水戸労働基準監督署

 

東海村企画課

茨城県原子力安全対策課

勝田市企画室

那珂湊市企画室

那珂町企画課

日立市企画部

茨城県警察本部

勝田警察署

東海警察幹部派出所

東海村消防本部

那珂湊海上保安部

 

動燃・大洗工学センター

晴嵐荘病院

日本原子力研究所・東海研究所

日本原子力発電株式会社・東海発電所









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動燃東海爆発事故アーカイブ - 動燃から茨城県への第1報FAX

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動燃から茨城県への事故第一報(97/3/11 10:32)

動燃東海事業所のアスファルト固化処理施設における火災について(速報)

事故発生連絡表(第1報)


事故の種類 一般災害

発生日時 9年3月11日(火) 10時08分セル内の火災発生

発生場所 施設内 アスファルト固化処理施設 
    管理区域内
    再処理施設

作業内容その他 固化処理(97−M46−1キャンペーン3UB)運転中
10:22 水噴霧で消火した。
<セル外に煙が出ている模様> 左記の記述は二重線で消してある:井手記 
火報は確認中
環境への影響現在のところなし

事故発生連絡表の拡大図
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FAXにて送信された動燃から県への事故発生連絡表
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動燃東海爆発事故アーカイブ - 公明県本部の知事への要望書

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公明茨城県本部から知事への要望書(97/3/12 10:20)


平成9年3月12日

  茨城県知事 橋本 昌 殿
公明茨城県本部
原子力問題等調査特別委員会
委員長 井手 義弘

原子力施設の安全確保について(要望)


 3月11日、動力炉・核燃料事業団東海事業所再処理工場内のアスファルト固化処理施設において、火災並びに爆発事故が発生したことは、県民の原子力施設への信頼をも揺るがしかねない出来事であり、極めて憂慮するところであります。

 特に、動燃事業団から県への通報が遅れたことは、原子力行政の根幹をも揺るがす重要な問題であり、県の厳正な対応が求められます。

 一昨年の敦賀における「もんじゅ」の不祥事を教訓に、県においては、動燃事業団をはじめ原子力事業者に対して、各施設の安全運転・操業には格段の指導、監督を行ってきたことと思慮いたしますが、かかる事態に鑑み、「安全確保の徹底」と「情報公開の徹底」を基本に、下記の点について、動燃事業団に指導徹底されるよう強く要望いたします。

 また、その安全確保のために県による原子力施設の立入検査を早急に実施し、県民の不安を一刻も早く払拭することを要望するものです。



事故発生原因の早期解明と、再発防止に努めること
当該施設及び他施設の安全点検を早急に実施すること
被爆者に対して、誠心誠意対応すること
作業マニュアルの徹底した見直しを図ること
情報公開の徹底を図ること
県・地元自治体への事故通報体制の見直し、徹底を図ること




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動燃東海爆発事故アーカイブ - 茨城県原子力安全課発表

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茨城県発表プレスリリース第六報(97/3/12 1:30)

動燃東海事業所のアスファルト固化処理施設における異常について


平成9年3月12日
原子力安全対策課

発生日時

平成9年 3月11日(火)  20時14分頃

発生場所

動力炉・核燃料開発事業団東海再処理施設
アスファルト固化処理施設

トラブルの状況

(1)アスファルト固化施設の現場確認結果
キャスク操作室(G221) :ハッチがとんでいる。
制御室(G218) :制御盤が斜めに倒れている。
通路(G212) :ハッチがとんでいる。
アスファルト充てん室(セル)内に、火及び煙はない。

(2)なお、アスファルト固化処理施設の窓(G215)及び2階、4階からの煙は、施設の南側から確認した結果、23時20分から出ていないことを確認した。

アスファルト固化処理施設1階平面図
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アスファルト固化処理施設2階平面図
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アスファルト固化処理施設4階・屋上平面図
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動燃東海爆発事故アーカイブ - 茨城県原子力安全課発表

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茨城県発表プレスリリース第五報(97/3/11 22:00)

動燃東海事業所のアスファルト固化処理施設における異常について

平成9年3月11日
原子力安全対策課


発生日時

平成9年 3月11日(火)  20時14分頃

発生場所

動力炉・核燃料開発事業団東海再処理施設
アスファルト固化処理施設

トラブルの状況
20時14分頃、アスファルト固化処理施設で大きな音がした。
アスファルト固化処理施設の窓(G215)、同施設シャッター(W120、G112)が破損している模様。
同施設の2階及び4階から煙が出ているのが見える。
第1付属排気塔のモニタの警報が吹鳴(現在は安定している)。
第3低放射能廃液蒸発処理施設のW215の扉とG218の扉が破損している模様。

調査及び措置状況

 現在、詳細を調査中

原 因

 現在、詳細を調査中。




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動燃東海爆発事故アーカイブ - 茨城県原子力安全課発表

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茨城県発表プレスリリース第四報(97/3/11 19:30)

動燃東海事業所のアスファルト固化処理施設における火災について(速報)

平成9年3月11日
原子力安全対策課


発生日時

平成9年 3月11日(火)  午前10時08分

発生場所

アスファルト固化処理施設(アスファルト充てん室(R152);セル内)

状 況
アスファルト固化処理施設は、平成9年2月7日から運転を行っていた。
平成9年3月11日(火)午前10時06分、排気ダクトの温度検知器が発報し、作業員がアスファルト充てん室(R152)内をセル窓から目視したところ、10時08分、アスファルト充填後のドラム缶からの火煙を確認した。また、10時10分に火災報知器が発報し、10時34分にエリアモニタが発報した。
なお、アスファルト充てん室内に、アスファルト充填後のドラム缶は31本あった。
10時12分、手動にてスプリンクラーを起動し、10時22分に消火したことを確認した。
10時32分から当該施設の作業員(23名)が屋外待避を行い、11時08分に完了した。
また、第三低放射能廃液蒸発処理施設において、10時21分に火災報知器が発報したため、当該施設の作業員(20名)が屋外待避した。
動燃事業団は、10時45分、作業区域等を保安規定に基づく立入制限区域に設定した。
また、第三低放射能廃液蒸発処理施設も11時30分に保安規定に基づく立入制限区域に設定した。
排気系統は、10時18分、排気側のブロワが自動的に閉止した後、10時23分に吸気側のブロワを手動にて停止した。
施設内の作業員59名の鼻スミヤを実施したところ、10名から有意な値を確認した。(1Bq〜7Bq)
当該10名については、ホールボディカウンターにて計測を実施した。
なお、スタックモニタの値は平常値であることを確認した。

環境への影響

 排気筒モニタの確認の結果、αダストモニタ、β(γ)ダストモニタの測定結果については異常はなかったことが確認されたが、ヨウ素129モニタのではわずかながら上昇がみられた。また、第三低放射能廃液蒸発処理施設のβ(γ)ダストモニタにおいても一時的な測定値の上昇がみられた。
 なお、施設周辺の環境モニタリングの結果には異常はなかった。

原 因

 現在、調査中である。




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動燃東海爆発事故アーカイブ - 茨城県原子力安全課発表

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茨城県発表プレスリリース第三報(97/3/11 17:00)

動燃東海事業所のアスファルト固化処理施設における火災について(速報)

平成9年3月11日
原子力安全対策課


発生日時

平成9年 3月11日(火)  午前10時08分

発生場所

アスファルト固化処理施設(アスファルト充てん室(R152);セル内)

状 況
アスファルト固化処理施設は、平成9年2月7日から運転を行っていた。
平成9年3月11日(火)午前10時06分、排気ダクトの温度検知器が発報し、作業員がアスファルト充てん室(R152)内をセル窓から目視したところ、10時08分、アスファルト充填後のドラム缶からの火煙を確認した。また、10時10分に火災報知器が発報し、10時34分にエリアモニタが発報した。
なお、アスファルト充てん室内に、アスファルト充填後のドラム缶は31本あった。
10時12分、手動にてスプリンクラーを起動し、10時22分に消火したことを確認した。
10時32分から当該施設の作業員(23名)が屋外待避を行い、11時08分に完了した。
また、第三低放射能廃液蒸発処理施設において、10時21分に火災報知器が発報したため、当該施設の作業員(20名)が屋外待避した。
動燃事業団は、10時45分、作業区域等を保安規定に基づく立入制限区域に設定した。
排気系統は、10時18分、排気側のブロワが自動的に閉止した後、10時23分に吸気側のブロワを手動にて停止した。
施設内の作業員56名のうち54名の鼻スミヤを実施したところ、10名から有意な値を確認した。(1Bq〜7Bq)
当該10名については、ホールボディカウンターにて計測中(現在7名済み)であり、今後、バイオアッセイを実施し、被ばく線量を評価する予定である。
なお、スタックモニタの値は平常値であることを確認した。

原 因

 現在、調査中である。




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動燃東海爆発事故アーカイブ - 茨城県原子力安全課発表

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茨城県発表プレスリリース第一報(97/3/11 12:00)

動燃東海事業所のアスファルト固化処理施設における火災について(速報)

平成9年3月11日
原子力安全対策課


発生日時

平成9年 3月11日(火)  午前10時08分

発生場所

アスファルト固化処理施設(アスファルト充てん室(R152);セル内)

状 況
アスファルト固化処理の運転中、午前10時08分に火災が発生した。
水噴霧による消火作業を行い、午前10時22分に消火した。
火災の原因等については、現在調査中である。
周辺環境への放射能の影響 : 現在のところなし
従事者に対する被ばくの状況: 現在のところなし




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動燃東海爆発事故アーカイブ - 事故の時系列経過

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アスファルト固化技術開発施設の事故経過

3月11日
10:06排気ダクトの温度センサーが発報
10:08作業員がドラム缶が燃えているのを確認
10:10火災報知器が発報
10:12スプリンクラーを作業員が手動にて操作、消火開始
10:22スプリンクラーでの消火終了
10:32作業員23名が屋外に待避
10:38FAXにて県に第一報
「事故発生連絡表:環境への悪影響現在のところなし」
10:40東海消防署に通報
「10:08に火災発生、10:22に鎮火した」
10:42関総務部長代理より東海村に電話
10:58東海村消防署員4名が現場に出動
12:30東海村長に報告
13:33東海消防署員1名と動燃職員2名が防護服を着て、火災現場確認のため入室。セル内は真っ暗で何も見えない状態。
20:04アスファルト固化施設で爆発音発生
20:25東海村に扉の破損、発煙ありとFAX入電。
20:50モニタリングポストに、放射線量のわずかな上昇がみられる
22:49ビデオ撮影第1陣(動燃職員2名:30分間)
1:24ビデオ撮影第2陣(?)




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留橋で一家四人転落死亡事故

久慈川留橋から落下・母子4人水死
久慈川に転落した母子4人が乗った乗用車97/4/7昼過ぎ雨の中、運転を誤る
当面の間:自動車通行止め

970410tomecar 4月7日昼過ぎから行方不明になっていた日立市久慈町在住の親子4人が、日立市留町の久慈川に架かる留橋から車ごと水中に落下しているのが発見された。

 日立警察署の調べによると、死亡した親子4人は、7日長男の入学式に参加した。帰宅後、川向かいの東海村に買い物に出かけ、夕方5時20分ごろ、東海駅前のホームセンターで買い物を済ませた。

 当時、雨が激しく降っていたにもかかわらず、親子は渋滞をさけるため留め橋を通行して帰宅しようとした模様。午後6時頃東海方面から日立方面に通行し、あと30メートルで対岸に着く付近で運転を誤り、水中に落ちた。車は、反転し屋根を下にして水中に没していた。

 現場は、久慈川の最下流に位置し、日立市と東海村の境界となっている。河口に近い久慈大橋と榊橋の間に位置する。周辺の川幅は110メートル、推進は2メートルあった。

970410tomehi 留橋は、日立市が管理する木製の橋で、増水の際は通行止めとなる、いわゆる「もぐり橋」である。地元の人は、事故の多いこの橋を「地獄橋」とも呼び、渋滞の抜け道や農作業ではなくてはならない橋であるが、その危険性を指摘していた。延長は117メートル、幅員は2.7メートルで、日立市と東海村が国から58.5メートルづつ占有許可を得て設置している。両側に15センチ程度の車止めはあるが、欄干等の安全設備は一切ない。これまでもたびたび転落事故が起きていた。

 現在の構造になったのは1957年(S32年)。当初は、日立市側と東海村側の両方に農地を持つ農家の利便を図る農業用の橋であった。

 しかし、現在は久慈大橋(国道245号)と榊橋(国道6号)の渋滞の抜け道として、自動車の通行量が増えていた。

 留橋は、増水(洪水)時に川の流れを堰き止めて、氾濫させないため、流失する(壊れる)構造になっている。洪水時に流失することが占有の条件ともなっている。管理責任のある日立市では「本来は橋を造っては行けない場所に、住民の利便性のために橋を架けている、そのためにこうした構造になっていることはやむおえない」と説明している。

 つまり、欄干を作ったり、橋の幅員を広げれば頑丈な橋となり、増水したときに壊れなくなるために、安全対策を講ずることが出来ない橋なのである。

 10年以上前に、やはり死亡事故が起き、一時車両通行止めの処置を行ったが、地元の要望が強く、車両の通行を再会した経緯があった。最近では、1993年に中学生が自転車で通行中に転落して死亡。94年には、普通トラックが転落した事故が起こっている。

 日立市は建設省常陸工事事務所などと協議し、当面の間、車両通行止めの措置をとった。

 抜本的な安全対策が出来ない現状では、安全第一の政策が望まれるところであろう。
急がれる日立東海線の整備

 また、同地域には、県・日立市・東海村が県道日立東海線の建設計画を進めている。現在用地買収が進められているが、一刻も早い完成が待ち望まれる。こうした経緯もふまえ、井手県議は、4月11日、県土木部長宛に工事の早期完成を求める要望書を提出した。
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夕日に映える事故現場の花が痛ましい

参考資料:1997/6/6 水没車からの脱出実験を行う
参考資料:1997/7/23 日立東海連絡橋が具体化




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自己紹介
井手よしひろのプロフィール

茨城県議会議員の
井手よしひろです。
茨城県の県政情報、
地元のローカルな話題を
発信しています。

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