用地買収など空港整備工事が具体的にスタート
 百里飛行場の民間共用化事業に係わる環境影響評価(環境アセスメント)の縦覧が、12月10日より始まりました。
 この環境影響評価書の縦覧により、環境アセスメント野手続きは全て完了し、用地の買収など具体的な整備工事が始まることになります。
 百里飛行場の民間共用に関しては、建設予定地にオオタカの営巣が確認されるなど、環境に対する配慮を重視する意見が寄せられていました。
 こうした意見を受けて、最終的な環境影響評価書には、航空騒音に十分に配慮することやオオタカの生息環境を守ることなどが盛り込まれました。
 国は、地元小川町で説明会を12月15日に開催し、用地買収に着手します。すでに地権者からは買収の同意書を得ており、事業の伸展に応じて順次買収していく予定です。平成16年度の事業予算は5億円となっています。
<百里飛行場民間共用化事業の概要>
  1. 空港の種類:共用飛行場(飛行場管理者:防衛庁長官)
  2. 位置:茨城県東茨城郡小川町(水戸市から南に約25km)
  3. 事業主体:関東地方整備局、東京航空局
  4. 事業内容:長さ2,700mの滑走路新設、旅客ターミナルの建設など
  5. 就航予定機:中型ジェット機、小型ジェット機