常陸太田市を中心とする県立高校の生徒会で作る「日立電鉄線の存続維持をもとめる高校生徒会連絡会」(略称:ちん電守ろう会)が主催するフォーラムが常陸太田市のパルティホールで開催されました。
 「高校生などの利用者の意見を聞いてください」とのテーマで開催されたフォーラムでは、守ろう会の呼びかけで集まった高校生や保護者、一般市民や行政・議会関係者など200名が参加しました。
 守ろう会の活動の経過報告や高校生からの訴え、保護者からの訴えなど現場からの存続を求める声が寄せられました。また、会場からに一般市民の発言も相次ぎ、「廃線は高校生だけではなく、年輩者にも切実な問題」「単に存続を求めるだけではなく、利用客をいかに増やすかなど市を上げての取り組みが必要」「常陸太田には現在3つの県立高校があるが、このまま通学の足がなくなってしまったら、統廃合の対象になり、町の勢いがなくなってしまうのではないか」などといった意見が相次ぎました。
 フォーラムの第2部では、日立市内の大沼学区コミュニティ推進会(大江日出雄会長)や鹿島鉄道中高連絡会等から電鉄線維持への具体的な取り組みについて報告や提案がありました。
 席上、守ろう会会長より、現在すすめている署名運動について、目標の5000名を突破する署名が集まっているとの説明がありました。3月上旬に電鉄本社などに提出される予定です。