日立市立坂本小学校(神谷邦彦校長)で、ゲストティティーを迎えた邦楽の特別授業が行われました。この授業を受けたのは、6年生の3つのクラス、106名の児童。ゲストティーチャーは、日立を中心に音楽活動を行っている邦楽家・柳内呈留摩さんとそのお弟子さんや仲間の皆さんです。子ども達に、本物の邦楽の素晴らしさを知ってほしいと、ボランティアでの特別講義となりました。
 柳内さんは、琴や三味線のルーツや洋楽器との違いなどをわかりやすく説明した後、有名な箏曲「六弾」や「春の海」などを披露しました。
 また、児童と共に「さくらさくら」「荒城の月」「小さな秋見つけた」などを、琴と三味線を伴奏に合唱しました。
 演奏や合唱に続いて、5人ずつのグループに分かれて、実際に琴に触れ、「さくらさくら」の冒頭部分を演奏する体験も行いました。テレビやCDなどしか聴いたことのない邦楽の調べに、幾分退屈をしていた子ども達も、実際の琴に触れ、音を出すことができると、目をきらきらさせながら歓声を上げていました。
 地域と学校の連携の重要さを再確認した特別授業でした。