麻生・北浦・玉造の合併協議終了、即日調印式を実施
 2月25日、麻生町、北浦町、玉造町の法定合併協議会が麻生町内で開催されました。
 玉造町は、1月23日の住民投票で小川町との合併協議会設置が求められたため、麻生・北浦・玉造の合併協は、一時休止されていました。2月14日、玉造町と小川町との合併協議会が開催されましたが、即日、休止を決定しました。
 こうした流れを受けて、25日開催された三町の合併協議会では、2005年9月2日に「行方市」として合併することを全会一致で承認しました。その後、その場で合併書に調印を行い、今後、三町の町長と議会議長が県庁に出向き、橋本知事に立会人としての署名を依頼するという異例の事態となりました。
 2月28日に、三町同時に臨時町議会を開き、合併議案を提案・可決後、県に合併申請が行われる予定です。
 三町の合併協議は、2003年から先行して合併協議が行われていた麻生、北浦の二町法定協に、玉造町が加わる形で、2004年4月にスタートしました。
●合併方式:新設合併
●合併期日:2005年9月2日
●新市名: 「行方(なめかた)市」
●新市事務所の位置:当面、麻生町役場、合併後速やかに新市中央付近に市庁舎を建設

 9月2日には人口4万1400人余、 面積約166平方キロの新市「行方市」が誕生することになりました。
 一方、玉造町の小川町との合併を推進した住民からは、「まさか調印を強行するとは予想していなかった。民意軽視の暴挙だろう」と憤り、「玉造の合併を考える会」の井野場元兆代表は「町長のリコールが必要かどうか、会員の意見を聞きたい」と話しました。(読売新聞地方版:2005/2/26の記事により引用)