2004年9月10日から3ヶ月間行われた「常磐道の高速料金割引き社会実験」の結果がまとまり、3月15日に公表されました。
 それによると、利用者の6割以上が社会実験について、「渋滞緩和に有効である」と回答しました。(3割引きで61%、5割引きで65%の利用者)
 こうした結果を受けて、平成17年度以降も、割引継続を国に要望していく方針が確認されました。
 実験は、日立南太田、日立中央、日立北、高萩、北茨城の5インターチェンジの相互間で、9月10日から10月9日までが3割引き、10月10日から12月9日までが、5割引きで実施されました。期間中に、県北地区の企業などにアンケートを配布し、約1700人から回答がありました。
 渋滞緩和は、交通量調査でも裏付けられました。平行する国道6号など一般道の交通量は、3割引きで最大2%、半額で3%減少しました。北茨城市から日立市南部への自動車通勤時間は、モニター調査では通常の1時間19分から、3割引きで16.5分、半額で18.7分短縮されました。
参考:日立地区常磐自動車道料金割引社会実験 第2弾
参考:日立地区常磐自動車道料金割引社会実験 第1弾