発車ベルを吉田作品に 日立のJR5駅 メロディーがお見送り
産経新聞(SANKEI WEB 地方版)
 日立市では吉田氏の功績を後世に残そうと専門の課「吉田正記念事業担当」を設置。昨年4月に同市宮田町のかみね公園頂上に「吉田正音楽記念館」を開館した。
 13年11月からはJRの協力で朝夕の通勤時間帯、日立駅待合室で「いつでも夢を」「寒い朝」などをBGMとして流す取り組みも行っている。
 吉田メロディーの発車ベルも同課が企画。「吉田氏の曲は多くの方に愛されているが、市内全駅でアピールすることで、さらに全国的な発信につなげたい」という。
 すでにJR東日本水戸支社と協議を進め、同支社も前向きに検討中。今後は各駅の選曲などについて、市民も交えた記念事業推進委員会で話し合って具体的に決定する。
 「いつでも夢を」などの作品で知られる日立市出身の作曲家、吉田正さんの功績を伝える「吉田正音楽記念館」が、オープンして4月29日に一周年を迎えます。産経新聞の報道によると、日立市では市内のJR常磐線5駅すべての発車ベルを吉田メロディーにする計画が進んでいます。すでに日立駅では朝夕に、吉田メロディーををBGMとして流しています。
 吉田正さんは、大正10年1月20日、茨城県多賀郡高鈴村助川(現日立市鹿島町一丁目)に生まれました。生家はクリーニング業を営んでいました。昭和10年3月に助川尋常高等小学校、昭和14年3月に日立工業専修学校研究科を卒業しました。昭和17年1月に水戸陸軍歩兵第2連隊に入営し、昭和20年10月、ソ連(現在のロシア)のシベリア地区抑留後、昭和23年8月に復員。帰国後、軍隊生活の中で作曲した「昨日も今日も」が、日本では「異国の丘」として歌われていました。あまりの意外さに、自分の作品だという実感さえなかったといいます。以後、日本ビクター(株)の専属作曲家として活動、日本レコード大賞受賞曲「誰よりも君を愛す」、「いつでも夢を」など、生涯作曲数は約2400曲。ヒット曲が200曲を超える偉業を成し遂げました。吉田メロディーは、荒廃していた戦後、すさんだ人々の心を和ませ、生きる喜びや希望を与えました。
参考:吉田正音楽記念館のホームページ