4月7日の県知事の記者会見で、興味深いやり取りが行われました。選抜甲子園の出場校の応援に県教育庁の幹部4人が公費で応援委行ったと言うことに対する知事の見解を求めたものでした。
教育庁幹部による「選抜高等学校野球大会」激励について
知事定例記者会見における発言要旨(平成17年4月7日庁議室)
産経B:先月の甲子園の○○学院戦に教育庁の幹部を含む4人が激励に行ったという件があったのですが、税金の使い道としては賛否両論あると思うのです。教育庁は全く問題ないと言っているのですが、知事は、特に費用対効果の面からどういう見解をお持ちかお聞かせください。
知事:費用対効果の面というと、4人が多いか少ないかということはあるかもしれませんが、県としてもスポーツ振興を行っているわけですので、甲子園とかいう場合に激励に行くということは必ずしも全部否定されるべきものではないと思っておりますし、各県もそういう形で応援を行っております。
 また、特に(勝ち進んで)上位のほうに行ったときには、高野連の役員さんのほうにもあいさつをするとかいろいろなことも出てまいりますから、状況によると思いますが、今回の場合、強いて言えば、4人というのは多かったかなと。もうちょっときちんと必要最小限の人数でいいのではないかということはあると思います。
産経B:今回の場合、激励に行ったからといって、幹部の方は前日の夜9時に着いて、選手にはあいさつせずに、○○学院関係者にあいさつをして、当日は試合を見ただけということですが、だけという言い方もよくないですが、それはスポーツ振興に役立つのか。つまり、旅費と宿泊費で4人で20万円かかっているのですが。1人約5万円です。それはスポーツ振興のために必要だったという見解で、例えば、これから見直すとかそういう考えはないのですか。
 私は、こうした県当局の対応の背景には、○○学院の理事長が現職の県議会議員であったという事実があるような気がします。事実関係を調べてみたいと思いますが、他の高校が甲子園に出場した際も4名の幹部が応援に駆けつけていたかは、はなはだ疑問です。