1997年08月

97年8月の記録

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97年8月の記録

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予  定


活動記録


備  考



中国スーパー雑技団公演日中友好25周年記念「中国スーパー雑技団」日立公演を観賞


スーパー雑技 

フェージング現象についてNHK水戸放送局から聴取、日立竜神山中継所を視察


茨城県議会における従軍慰安婦記述論議の経緯について、朝日新聞大阪本社より取材を受ける


長野・新潟旅行長野旅行(志賀高原) 


長野・新潟旅行長岡花火大会を観賞 


日立の精神障害者の福祉を考える懇談会日立の精神障害者の福祉を考える懇談会に出席 


連合と四党懇談会連合と四党幹事長懇談会に出席

平成10年参議院選挙に関する記者会見
 


   


 日製日立工場夏祭りに参加 


 臍帯血バンク設立署名の打ち合わせ(公明茨城県本部) 


   

10

   

11

 岩手県北上市知人病気見舞い 

12

公明県本部政策検討会打ち合わせ公明県本部政策検討会打ち合わせ

臍帯血バンクについて県立こども病院土田小児科部長よりレクチャーを受ける


県立こども病院土田小児科部長
 

13

新盆廻り平成9年度公明党員募集打ち合わせ

新盆廻り
 

14

新盆廻り新盆廻り 

15

新盆廻り新盆廻り 

16

   

17

 一日市民相談会を開催朝日新聞取材

18

県議会広報委員会県議会広報委員会にて議会広報インターネットサービスを提案、審議

県住宅管理協会へ県営アパートの入居基準について問い合わせ
 

19

   

20

 平成10年参議院選挙候補擁立についての打ち合わせ

県知事選挙選対打ち合わせ 
 

21

   

22

公明茨城県本部幹事会

公明茨城県本部8月度議員総会
  

23

 演劇「鼬」観賞 

24

稲敷方面県政懇談会十王・高萩・北茨城方面議会報告会 

25

日立北部議会報告会 

笠間方面県政懇談会


  

26

 日立産業支援センターに関する陳情を受ける。

4党3団体懇談会(公明・新進・民主・社民・連合・県労センター・友愛会)

知事選挙選対打ち合わせ

日立南部議会報告会
動燃東海事業所の屋外貯蔵ピット放射性廃棄物漏出問題が発覚


放射性廃棄物漏出問題情報アーカイブ 

27

 県知事選公明県本部新聞特別号印刷、配布

動燃問題について知事に申し入れ

動燃問題について東海事業所へ申し入れ

動燃問題について記者会見 



放射性廃棄物漏出問題情報アーカイブ 


28

茨城県知事選挙告示日 知事選挙告示

茨城県知事選挙告示、出陣式、第一声

ひたちなか支部環境問題に関するアンケート集計、検討会

臍帯血バンク設立署名準備 
 

29

 県議会での教科書従軍慰安婦問題について女性ジャーナリストと懇談

動燃東海事業所現地調査
貯蔵ピットを視察する井手県議

30

 日立南地区支援者会 

31

 開発行為に関する苦情のため現場調査

臍帯血街頭署名活動(水戸駅北口)





臍帯血バンクのページ

知事候補橋本昌氏の応援演説(十王、日立駅頭、多賀常陽銀行前)
 



このページは、茨城県議会井手よしひろの公式ホームページのアーカイブ(記録保管庫)の一部です。すでに最終更新から10年以上経過しており、現在の社会状況などと内容が一致しない場合があるかもしれません。その点をご了解下さい。

茨城県議会のホームページ開設を求める提案書

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茨城県議会のインタ−ネット情報提供サービス開設に関する提案
茨城県議会議員 井 手 よ し ひ ろ


 この提案は、97年8月18日に茨城県議会広報委員会委員長宛に提出された「茨城県議会のインターネット情報提供についての私見」をWEB上に再掲載したものです。
 提案中の資料は97年8月15日現在での資料です。
 皆様のご意見をお待ちしております。

1.はじめに

 県議会での議論を積極的に県民に公開し、県民の県政への参画意識を高めることは、今後の茨城県発展のために必要不可欠な課題です。

 また、行政や議会に対する県民の情報公開を求める声は日増しに高まり、地方公共団体の情報は、住民の税金で蓄えられた住民共通の財産であり、その公開は住民の権利であるという考え方が一般化しつつあります。

 こうした状況の中、茨城県議会では、従来、本会議の傍聴や議事録の公開、委員会の報道機関への公開などを通して、議会情報を公開してきました。

 また、全国的にもレベルの高い「県議会だより」を発行し、また、地元ラジオ番組等を利用して、積極的な県民への議会広報をも行ってきたところです。

 しかし、欲しい人が、欲しい情報がいつでもどこでも得られる体制には、ほど遠いのが実情です。

 県議会での情報は、本会議の議事録だけでも莫大な量に及びます。更に、委員会の記録など、提出資料などを含めるとその量は想像を絶するものがあります。

 こうした資料のどれを公開し、どれを非公開とするかは今後の論議を待つとしても、議会情報を県民に提供する方策を検討し、新たな可能性を模索する努力を続ける必要があります。

 さて、国内におけるインターネットの普及状況は、ここ数年目を見張るものがあります。統計上の数値で見る限り、5件に1台のパソコンが家庭に普及し、その内2割が通信回線で結ばれていると言います。

 こうしたインターネットの進展を見るとき、議会広報並びに議会情報の提供媒体として、インターネットのホームページを活用することを時代の趨勢といっても過言ではありません。


2.国における議会のインターネットの利用状況

 国においては、いち早く参議院が議会のホームページを試験的に運用しております。衆議院もこの春からホームページで情報提供を開始しました。

参議院:http://www.sangiin.go.jp/index.html
衆議院:http://www.shugiin.go.jp/index.html

 衆議院のホームページの内容
衆議院の案内 
衆議院議長のメッセージ 
国会について国会の地位
国会の組織
国会の権限
議員の地位
召集と会期
開会式
施政方針演説
本会議と委員会
議案の審議
両議院関係
国政調査
閉会中審査
請願
参議院の緊急集会
裁判官訴追委員会
国会施設案内国会議事堂
衆議院議場
委員室(第1委員室、第11委員室、第18委員室)
中央広間
御休所
衆議院の構成衆議院の役員等一覧
会派別所属議員数
衆議院議員一覧(50音順)
氏名の正確な表記
会派の正式名称
本会議・委員会等について(議案審議経過を含む)本会議
議事日程
議事経過
本会議録
議案審議経過
委員会常任委員会と特別委員会(種類と役割)
委員会開会
委員会経過
各常任委員会の委員数、所管事項等(含委員名簿)
各特別委員会の委員数、設置目的等(含委員名簿)
政治倫理審査会
各種手続きの案内請願・陳情について
請願の手続き
請願処理の概要図
請願書式例
陳情の手続き
国会参観(衆議院)の手続き
会議録等刊行物の閲覧及び購入方法
衆議院議員の資産等報告書等の閲覧案内
憲政記念館について 
お知らせ 
事務局・法制局について事務局(組織、職務内容)
法制局(組織、職務内容)
国会関連リンク集 


3.都道府県議会のインターネット活用状況

 都道府県レベルでの議会広報でのインターネットの活用状況は、ほんの一部の都道県に限られております。
 議会の独自のホームページを持っている県は、埼玉県1県のみです。

 埼玉県議会のホームページの内容は、(埼玉県議会http://www.sphere.ad.jp/s-gikai/
議長あいさつ  
新着情報更新リストです。新しい情報にはここからリンクしています。 
県議会のあらまし県議会のしくみ県議会ではどのようなことをしているのでしょうか。ここで分かりやすく紹介します。
議案の流れ提出された議案が可決されるまでを紹介します。
傍聴本会議の傍聴についてお知らせします。
請願請願はみなさんの権利です。請願の方法についてお知らせします。
議員名簿各議員を選挙区別に紹介しています。 
委員会委員会の所管事項、委員名簿を委員会別に紹介しています。 
定例会の概要県議会で審議されたことを定例会ごとにお知らせします。<平成9年度> ・6月定例会

<平成8年度>



  • 6月定例会
  • 9月定例会
  • 12月定例会
  • 2月定例会

バーチャルツアー議事堂内を見学してみませんか。本会義場コースと資料室コースを用意しています。 
サロンアンケートみなさんのご意見をお待ちしています。ぜひ、ご協力ください。
メールサービス県議会の日程や、このホームページの更新情報などをメールでお知らせします。登録はこちらまで。
県議会クイズ景品が当たるクイズです。どしどしご応募ください。
広報紹介会議録、広報紙、テレビ定例会の模様をお届けしているものを紹介します。
リンク県内の市町村、県関連のホームページなどにリンクしています。  
ヘルプ  


なお、大分県議会のホームページがありますが、このホームページは、県議会の公式ホームページではなく、安部せいゆう議員が個人の立場で運営しているホームページのようです。氏のご努力には大いに敬意を表しますが、ホームページに運営主体が明記されておらず、公式な議会のホームページと誤解されているところもあるようです。紛らわしい公開の方法には疑問を感じます。

そのほか、独自のホームページは持たないまでも、知事部局のホームページ内に開設している議会があります。
秋田県議会:http://www.pref.akita.jp/bunrui/gikai.htm
神奈川県議会:http://www.pref.kanagawa.jp/gikai/gikai.htm
静岡県議会:http://www.pref.shizuoka.jp/gikai/
岐阜県議会:http://www.pref.gifu.jp/common/prefidx1/r19.htm
兵庫県議会:http://web.pref.hyogo.jp/kouhou/kengi/index.htm
三重県議会:http://www.pref.mie.jp/HOME/mind.htm
岡山県議会:http://www.pref.okayama.jp/syokyoku/gikai/gikai.htm
鳥取県議会:http://www.tottori-torc.or.jp/kokyo/gijiroku/
香川県議会:http://www.kagawa-net.or.jp/kagawaken/koho/9708/gikai.html

各議会の掲載内容の一覧は下記のような内容となっています。
 
議長挨拶


議会の仕組み


議会の構成


議員名簿・紹介


本会議日程


本会議審議経過


本会議議事録


委員会構成


委員会審議経過


委員会会議録


誓願・陳情の仕方


傍聴の申し込み方


議会広報の紹介


意見書・決議


情報公開の案内


リンク


読者からの意見箱


その他

 

埼玉県議会

















  



 

 

   

秋田県議会

          



  

    

神奈川県議会

    

     



       

静岡県議会



 

          

  

  

岐阜県議会

 

 

   

  



       

兵庫県議会

 

  

     

 

      

鳥取県議会

      

            

岡山県議会

 

 



     





      

香川県議会

                 

 


4.アメリカの議会ホームページの状況
アメリカ連邦議会:http://thomas.loc.gov/ 
アメリカ連邦議会上院:http://www.senate.gov/ 
アメリカ連邦議会下院:http://www.house.gov/
アメリカ連邦議会情報:http://www.loc.gov/

 アメリカの議会情報は、量と質は日本のそれを大きく凌駕しています。議案の作成過程からインターネット上に掲載されていることなど大いに驚かされます。アメリカ連邦議会情報(http://www.loc.gov/)などは、通常国会毎(例えば今年度は第105回国会になります)に膨大な量のホームページが造られていました。国会議員、全員がインターネットの電子メールアドレスを持ち、個人のホームページにリンクがはられています。議会の寄せられるメールの数やアクセスの数は想像を絶するものがあります。

 こうしたアメリカの議会ホームページと日本のホームページとの決定的な差は、2点に凝縮されると思われます。

 その第一は、インターネットホームページが議会情報の公開の場と位置づけられていることです。国民の税金で集められて議会での情報は全て国民に属する。この発想がホームページ全体に貫かれています。国防など一部の内容を除いて委員会、公聴会や審議会などの情報が掲載されています。その掲載のスピードも会合が開かれてから数日を経ずして掲載されています。衆議院や参議院が2〜3ヶ月程度を要しているのとは比べようもありません。さらに、そうした情報がデータベースとして整理されています。具体的にはサーチエンジンという検索プログラムに登録され、キーワードを入力することによって全文ないしは索引から検索が行われ、欲しい情報がすぐに手にはいるしシステムが確立しています。

 その第2点は、議員個人のホームページが充実していることです。議案の一つ一つに対する議員個人の意見が明確に記載され、賛否態度が明記されています。ここにもサーチエンジンが搭載され、読者は議員の個別問題に関する考え方について簡単に知ることが出来ます。議会のホームページと議員個人のホームページはリンクされていますので、簡単に行き来することができます。

 
5.茨城県議会のインターネットホームページに関する考え方

 以上のように国内とアメリカの議会ホームページに概要を踏まえた上で、茨城県議会のホームページのあり方をまとめてみました。

平成9年度中の運用開始を目指すこと。

 インターネットのような新しい媒体での議会公報では、試行錯誤は付きものだと思います。新聞やテレビ、ラジオなどの媒体と違ってその経費は割安です。議会広報委員会などの場で早急に検討を行い。平成9年度中に運用を開始すべきだと考えます。

 また、開設に当たっては、本来知事部局のインターネットホームページ(http://www.pref.ibaraki.jp/)とは独立したサーバーを設置し、運用することが望ましいと思います。しかし、現状では、知事部局の運営するサーバーが、容量や能力的に余裕もあることから、本格運用するまでの間はサーバーに同居することやむおえないと思います。


内容的には本会議議事録の掲載は大前提。委員会審議も各会派の了解のもと公開を前提に検討すること。

 議会のホームページは単なる広報媒体としての枠を越えて、新聞やラジオ・テレビ、議会広報紙では掲載できない内容を掲載することに本来の意味があると思います。本会議の議事録の全文掲載は議会のホームページの核心部分であると思います。さらに、委員会審議録の公開は、県議会の重要な意志決定の過程を県民に知らせることが出来ます。早急に各会派間で話し合いを持ち、委員会審議録の公開に踏み切りべきだと思います。

 茨城県議会のインターネット情報の内容としては、以下のような内容が最低限必要だと思います。

議長挨拶

議会の仕組み

議会の構成

議員名簿・議員紹介

議員の選挙区ならびに選挙の結果

本会議日程

本会議審議経過(議会公報の転載)

本会議議事録

(速報版と正式版とを用意し、速報版は1週間以内の掲載を行う。
本会議議事録は、平成6年12月の議員改選後の内容を掲載する)

委員会構成

委員会審議経過

委員会会議録

委員会視察の報告

誓願の審査経過

意見書・決議

誓願・陳情の仕方

傍聴の申し込み方

広報誌、ラジオ・テレビなどの議会広報の紹介

議会情報公開の案内

リンク

読者からの意見箱

その他

インターネットホームページにサーチエンジンを搭載し、県議会議事録データベースを構築すること。

 早急にインターネット上での情報提供を開始する必要性は前述したとおりです。同時に、議事録データベースの構築を行う必要があります。過去の県議会議事録を電子データ化することは、新議会庁舎移行に伴って是非とも実現したい課題です。

 他県においては、岡山県のホームページにはサーチエンジンが搭載されているため、議会のデータも検索が可能となっています。知事部局のホームページとの連携を図る中で、早急に導入を検討していく必要があると思います。

 いずれにしても、インターネットホームページの開設のよって茨城県議会がより県民に身近なものとなるよう、県議会広報委員会が主体となって、努力して行かなくればならないと思います。




このページは、茨城県議会井手よしひろの公式ホームページのアーカイブ(記録保管庫)の一部です。すでに最終更新から10年以上経過しており、現在の社会状況などと内容が一致しない場合があるかもしれません。その点をご了解下さい。

公的臍帯血バンク - 茨城県立こども病院小児科部長 医師 土田昌宏さんに聞く

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茨城県立こども病院小児科部長
医師 土田昌宏さん に聞く

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ide_qus茨城県内では、臍帯血移植の実績はありますか?

tutida_ans妊婦の胎盤とへその緒の中にある臍帯血を白血病の治療に使うことは大変有効な治療法です。現在、県内では臍帯血移植の実例はありませんが、母親の臍帯血を採取して保存しているケースは7例あります。ちょうど、今日の午前中に血液にも1件採血しましたので、臍帯血の保存は8例となりました。

ide_qus臍帯血移植が骨髄移植と比べて優れている点は何ですか?

tutida_ans臍帯血は大人の骨髄に比べて、俗な言い方をすれば、生きがいいというか、元気があるんです。
 つまり、増殖力が強い。骨髄移植では1000CC位必要なところ、臍帯血では100CC程度で済んでしまうのです。今まで、臍帯血の保管には多くの費用がかかるとされてきましたが、少ない量で治療効果が出ると言うことは費用の面でも白血病などの治療に光明が見いだされたわけです。

970815tutida また、白血球型(HTA)が少し異なっても移植できるという利点があります。HTAは6つの因子の組み合わせで出来ていますが、骨髄移植ではこの6つが全て会わないと拒否反応が起こり移植できません。しかし、臍帯血は、1つ、場合によっては2つ違っても移植できます。移植できる確率は、骨髄の場合が数十万分の一ですが、臍帯血では一桁違ってくると思われます。
 移植後に起きる拒否反応・植片対宿主病(GVHD)という症状も起こりにくいという利点もあります。
 臍帯血は、通常出産時に採取して、マイナス190度という超低温で保管しておきますので、患者さんが欲しいときにすぐその臍帯血を利用することが出来るのです。急性の白血病患者などに有効であり、現場の医師にとって、これは非常にありがたいことです。
 そして、なによりも提供者(ドナー)の負担が軽く、喜んで提供していただけることも大きな特徴です。

ide_qus臍帯血を使った治療はどのようにするのですか?

tutida_ans治療自体は骨髄移植と同じです。患者さんの白血球を一度少なくして、代わりに臍帯血から採った造血幹細胞を点滴のよって患者に注入します。一時的に、白血球が減少しますので、細菌や病気に対しての抵抗力が低下してしまいます。そこで、無菌室での治療が必要になります。 

ide_qus臍帯血は一度に採血できる量が、100CCから200CCと少量のため、大人の白血病などの治療には向かないと言われていますが、いかがでしょうか?患者さんに2人以上の臍帯血を移植することも可能ですか?

tutida_ans確かに、現状では50kg以下の患者さんへの治療が中心になっています。しかし、アメリカでは体重80kg以上の大人への移植も成功しているという事例が紹介されています。今後研究が進めば、臍帯血中の造血幹細胞を培養して、増やしてから移植できるようになればどんな患者さんへも移植できるようになると思います。ただ、2人以上の臍帯血をひとりの患者へ移植することは出来ません。


ide_qusお話を伺っていると、臍帯血移植は理想の治療法のように思えますが、欠点はないのですか?

tutida_ans骨髄移植に比べても、欠点は全く見あたりません。ただ、ある程度の数の臍帯血を確保し、データベース化するための費用や患者さんの費用負担などが課題となるでしょう。

ide_qus費用はどの程度かかると予想されますか?

tutida_ans現時点では、採取した臍帯血のHLAの検査費用が2万円程度。冷凍保存用の特殊バックや、凍害防止剤などが数千円、その他輸送費がかかります。マイナス190度で冷凍保存する設備やそのランニングコストが相当掛かると思われます。臍帯血の採血に当たる専門家や臍帯血移植のコーディネーターなどの人件費も必要になります。
 しかし、こうした費用は、骨髄移植の場合と比べても普及すればするほど割安になってきます。
 骨髄移植では、医療それ自体には保険が適用になりますが、提供者(ドナー)の入院費や保険料などの負担が100万から200万円掛かっているのが現実です。
 臍帯血移植に保険が適用できるようになれば、患者さんの負担は骨髄移植よりも軽くなる可能性があります。

ide_qus今後の臍帯血バンク実現の見通しはいかがでしょうか?

tutida_ans越えなくてはならないいくつかの課題がありますが、臍帯血治療の有効性から考えると必ず乗り越えられると確信しています。
 更に今すぐにでも、地域の中心的な医療機関が臍帯血の採血、保存を始めることが必要だと思います。各県の一つの病院が100人分の臍帯血を集めたとすると、全国では5000人分の臍帯血が集まることになります。5000人分の臍帯血からは数百人の白血病患者を救うことが出来ます。公的な臍帯血バンクは是非とも必要ですが、まずは、地域の医療機関を結ぶ臍帯血ネットワークのようなものを構築する必要があります。
 保険適用や血液事業への位置づけなど多くのみなさんの声を厚生省や議会に届けていかなくてはならないと思います。

 井手県議は、公明茨城県本部の貫井徹政策局長(取手市議)、田山知賀子女性局長(水戸市議)とともに、県立こども病院の小児科部長土田昌宏医師から、臍帯血移植に関する治療の最前線でのお話をお聞きしました。
 当初30分のアポイントで始まったレクチャーだったが、土田先生の病気治療にかける情熱に圧倒され、1時間にも及ぶ懇談となりました。
 大変なお忙しさの中、お時間をいただいた土田先生に深く感謝申し上げます。

 懇談日:97年8月12日  懇談場所:県立こども病院内

 この懇談の内容は、Web管理者が文章化し掲載しております。したがって、記載内容の一切の責任は、井手よしひろにあります。なお、転載等による責任は負いかねますのでご注意下さい。

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公的臍帯血バンク - 日本さい帯血バンク支援ボランティアの会 代表 有田美智世さんに聞く

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日本さい帯血バンク支援ボランティアの会
代表 有田美智世さん に聞く


ide_qus臍帯血とは何ですか。

arita_ans胎児の命をはぐくんだ胎盤と臍帯(へその緒)の中にある血液のことです。その中には血液の元になる細胞がたくさん含まれています。
 胎盤は、赤ちゃんが生まれて臍帯を切り、十分から三十分くらいの間に、後産(あとざん)として出ます。臍帯血の採取量は70ccから80ccが平均的といわれていますが、200cc以上のケースも報告されています。

ide_qus臍帯血移植は、なぜ必要なのですか。

arita_ans白皿病や再生不良性貧血などの患者さんに対して、骨髄移植(骨髄に含まれる造血幹細胞=血球を作る細胞を移植することで病気を治す)が医療として取り入れられ、徐々にこれらの病気が治るようになりました。
 しかし正常な造血幹細胞を持つ提供者(ドナー)のコーディネイト(調整)に長期間が必要な上、骨髄を採取する際に行う全身麻酔や数日間の入院が必要なことなど、提供者の都合で骨髄提供を断られることもあり、患者さんの必要な時に間に合わないというケースが起こっています。
 臍帯血移植が必要な理由としては、臍帯血は既に採取され、冷凍保存されているものを使うので、^緡鼎必要とする時すぐに提供できる提供者が外科的行為を受けることなく安全で、経済的、時間的負担がほとんどない7豈佞裡硲圍繊頁魴豕紊侶豈娵拭砲離織ぅ廚多少違っても拒否反応を起こしにくいょ疎啖戝罎梁し豐敢挧Δ蝋髄液のそれに比べ5〜10倍多い−−などが挙げられます。

ide_qus臍帯血の採取方法、治療方法は。

arita_ans出産後、体外に出た胎盤の血液を臍帯から採取する方法と、まだ胎盤がおなかの中にある状態で臍帯から採取する方法とがあります。もちろん両方法とも全く安全です。臍帯血採取後は、24時間以内に検査、保存します。検査は、HLAのタイプや移植の時に血液を介して移る病気を防くための血液検査を行い、合格したら液体窒素(マイナス196度)の中で冷凍保存して患者さんの要請に備えます。
 患者さんへの治療方法は、臍帯血の点滴輸血です。

ide_qusこれまでの手術例はどれくらいありますか。

arita_ans今のところ、わが国では兄弟間で17例、地域バンクを通しての他人間が1例の18例と聞いています。

ide_qusなぜ、公的バンクの設立が必要なのですか。

arita_ansまず、移植を必要とする人たちが公平に、必要な時に、治療を受けてほしいという思いが強くあります。臍帯血バンクを立ち上げるには、検査機器や冷凍庫などの機材をそろえ設備面を整える必要があります。また、HLA検査などに莫大なお金が掛かるため民間では大変です。
 公的資金を出すことによって国の責任が明確になるとともに、すべての患者さんが公平に医療を受けられ、結果として守られます。

ide_qus臍帯血バンクを始められたきっかけは、

arita_ans私は30年以上、献血推進運動に取り組んできましたが、その過程で1980年代後半に骨髄バンク設立運動が起きました。もとより医療は人々がより幸せになるためのもので、提供者の献血の安全性をカバーするためには、どうしたらいいかというのが私の課題でした。
 当初、臍帯血は採取量が少ないと言われましらが、欧米では臍帯血バンクがつくられ、システムとして機能している現実を知りました。わが国でも「骨髄移植推進財団」の設立(1991年)をきっかけに、より素晴らしい移植医療を確立したいと思い、運動を起こしました。

ide_qusわが国の臍帯血移植の取り組みの現状は。

arita_ansこれまで主に、兄弟間で行われてきましたが、これでは必要とする人たちすべてに間に合わない。現在、地域に研究バンクとして「神奈川臍帯血バンク」「近畿臍帯血バンク」などがあり、それぞれネットワークが機能し始めています(今後、より多くの提供者を募り、他人間での移植を推進しようという流れができつつあります。

ide_qus諸外国の実態はいかがでしょうか。

arita_ansフランスなど欧州や米国に公的臍帯血バンクがあります。ニューヨーク血液センター・臍帯血バンクでは7,000もの臍帯血をストックし、これまで500例の移植が行われています。

ide_qus臍帯血移植を進めるための今後の課題は。

arita_ansまず、臍帯血が安全に採取、輸送、保存、供給できるシステムをつくり、治療現場の求めに迅速に対応できるために公的バンクの設立が急務です。
 また、骨髄移植と血液採取の部位が違うだけの臍帯血移植ですが、保険適用がないため1,000万円くらいの費用がかかり、一般の患者さんにとっで大変な高額です。保険適用の見直しは2年ごとで、次は1998年4月です。治療が受けられない患著さんを救うため、一日も早く保険適用が求められるほか、臍帯血を国の血液事業の中に付置付けた血液事業法の制定も必要です。
 さらに医療提供者、行政は患者にとって最高の治療ができるよう、最善の努力をしてほしいと思います。

このページは、茨城県議会井手よしひろの公式ホームページのアーカイブ(記録保管庫)の一部です。すでに最終更新から10年以上経過しており、現在の社会状況などと内容が一致しない場合があるかもしれません。その点をご了解下さい。

臍帯血(さいたいけつ)バンク設立へ署名運動

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公明茨城県本部署名活動を展開
19,876人の善意の署名集まる


970831syomei 井手県議ら公明茨城県本部では、公的な臍帯血バンクの早期設立を求める署名運動を展開しました。
 97年8月上旬から始められた署名運動には、多くの党員支持者のご協力をいただきました。

 8月31日には、水戸駅北口において、女性議員を中心にした街頭署名活動も行いました。炎天下、短い時間でありましたが、500人を越える方々から、快く署名のご協力をいただくことができました。

 また、一般のボランティアからの署名協力申し出でもあり、97年9月10日の締め切りまでに、19,876人の善意の署名が集まりました。

ご協力大変ありがとうございました。

 この署名は、小泉厚生大臣並びに、衆参両議会議長に提出されます。 



臍帯血移植への医療保険の適用と「公的臍帯血バンク」の設立を求める要請書

 胎児の命を育んだ胎盤は、これまでは赤ちゃん誕生の後、捨てられていました。しかし現在ではこの胎盤の中の血液(これを「臍帯血」といいます)が、白血病や再生不良性貧血などで苦しむ患者さんの治療に使われ、大きな力を発揮するようになりました。

 臍帯血は母子共に健康な安産の結果として提供され、提供者(ドナー)は全く安全で時間的、経済的負担がほとんどないという理想的な献血です。

 ところが臍帯血移植には医療保険が適用されていないため、移植の材料はあるのに治療が受けられない患者さんがいます。こうした患者さんを救うためにも、臍帯血移植への医療保険の適用が一日も早く認められることが求められます。

 欧米ではすでに「公的臍帯血バンク」ができていますが、日本にはまだありません。

 臍帯血が安全に、無菌で採取、輸送、検査、保存、供給できるシステムを作り、治療現場の求めに即対応できるようにするためには「公的臍帯血バンク」の早期設立が必要です。

 よって私たちは次の事項について積極的に推進されるよう要請いたします。

  1、臍帯血移植への医療保険の適用

  2、「公的臍帯血バンク」の設立

平成9年 月 日

日本臍帯血バンク支援ボランティアの会
公明・国民運動局 女性局


厚生大臣 小泉純一郎 殿



「公的臍帯血バンク」の設立と臍帯血を血液事業の中に位置づけた「血液事業法」の制定を求める請願

 胎児の命を育んだ胎盤は、これまでは赤ちゃん誕生の後、捨てられていました。しかし現在ではこの胎盤の中の血液(これを「臍帯血」といいます)が、白血病や再生不良性貧血などで苦しむ患者さんの治療に使われ、大きな力を発揮するようになりました。

 臍帯血は母子共に健康な安産の結果として提供され、提供者(ドナー)は全く安全で時間的、経済的負担がほとんどないという理想的な献血です。

 欧米ではすでに「公的臍帯血バンク」ができていますが、日本にはまだありません。

 臍帯血が安全に、無菌で採取、輸送、検査、保存、供給できるシステムを作り、治療現場の求めに即対応できるようにするためには「公的臍帯血バンク」の早期設立が必要です。

 さらに臍帯血が、先の薬害エイズに代表されるような構造的な間違いに利用されることがないように、国の血液事業制度の中に位置付けられることが必要です。

 よって私たちは次の事項について早期実現を求め請願いたします。

  1、「公的臍帯血バンク」の設立

  2、臍帯血を血液事業の中に位置付けた「血液事業法」の制定

  平成9年 月 日

日本臍帯血バンク支援ボランティアの会
公明・国民運動局 女性局

衆議院議長 伊藤宗一郎 殿
参議院議長 斉藤十郎 殿






このページは、茨城県議会井手よしひろの公式ホームページのアーカイブ(記録保管庫)の一部です。すでに最終更新から10年以上経過しており、現在の社会状況などと内容が一致しない場合があるかもしれません。その点をご了解下さい。

公的臍帯血バンク - 臍帯血バンク設立を目指して

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 臍帯血(さいたいけつ)とは、あかちゃんのへその緒や母親の胎盤にある血管中の血液のことです。
 ほとんどが捨てられているこの臍帯血を移植することによって、血液のガン「白血病」などを根本から治療することが出来ます。
 このページは、公的な臍帯血バンクの整備・充実と臍帯血移植を進めることを目的に開設いたしました。

日本さい帯血バンクネットワークの公式ホームページ
東京都赤十字血液センター臍帯血バンクのホームページ:リンク切れ
北海道臍帯血バンクのホームページ

 白血病など血液の病気に対しては、骨髄移植が行われています。しかし、骨髄移植は提供者(ドナー)に全身麻酔が必要なため、負担が大きく、普及が進まない現実がありました。そこで、出産時のへその緒などに残る臍帯血を利用する研究・治療が進められています。ドナーへの負担もなく、骨髄移植より簡単・安全な治療法として、臍帯血を凍結保存しておく「臍帯血バンク」の整備拡充が待望されています。

臍帯血移植の利点は、

 『造血細胞の増殖能力高く異常反応が少ない』

 『白血球型が一部不適合でも移植可能』

 『出産数の1割採取で全ての白血病児が救える』

 骨髄組織に異常が生じて起きる、白血病や再生不良性貧血、悪性リンパ腫といった血液の病気の有効な治療法としては、正常な骨髄を移植する方法があります。

 骨髄には、血液をつくり出す造血幹細胞が大量に含まれています。白血病などの患者に、他人の正常な骨髄を移植すると、新しい骨髄から正常な血液がつくり出され、病気を治すことが出来ます。

 ところが、骨髄移植には大きな壁があります。移植するためには、患者と提供者の白血球の型(HLA)が一致しなければなりません。しかし、血液型などと違って、白血球の型がすべて一致する確率は血縁者では4分の1と高率となりますが、非血縁者では数1000分の1といわれ、適合する骨髄を持つ提供者を捜すのは、極めて難しいのが現状です。また提供者は骨髄採取のために入院したり、全身麻酔を受けるなど負担も大きく、骨髄バンク事業普及の隘路となっています。
 参考:日本骨髄バンクのホームページ

 そこで、骨髄移植を補う治療法として注目されているのが、骨髄同様、造血幹細胞を含んでいる臍帯血の移植です。臍帯血とは、あかちゃんのへその緒や母親の胎盤にある血管中の血液のことです。血液採取の際、提供者への負担が全くないことのほか、骨髄と比べて優れた特徴がいくつかあります。

 造血幹細胞には、移植されると白血球、赤血球、血小板などをつくる多能性幹細胞や、例えば赤血球など一種類の血液しかつくらない単能性細胞が存在します。移植で重要なのは、多能性細胞が多く含まれているかどうかですが、臍帯血には骨髄よりも密度が高く、しかも増殖能力の高い多能性細胞が多く含まれています。増殖能力は、増加率4.6〜22.7倍、平均10.7倍で骨髄平均の2.6倍と比べ、はるかに優れた能力を持っていることが確認されています。密度も、骨髄の血液と比べ、5〜10倍も高いのです。

 さらに、大きな利点として挙げられるのが、白血球の型の適合する確率が1000分の1程度と極めて高いことです。しかも、白血球の型が1、2種類異なっていても移植できるという特徴を持っています。「百人の臍帯血があれば一つは移植できる」ほどの高い確率を持っていると言われています。また、移植後に起きる異常反応である、移植片対宿主病(GVHD)という病気も起こりにくいという利点もあります。

 しかし、難点もあります。へその緒や胎盤から採取するため、血液量が少ないことです。一回の出産で採取できる血液は50〜250ml、平均で80ml。密度が高いため、体重1kg当たり3〜5ml(骨髄移植では10ml)の移植で済むが、それでも体重30〜40kgまでの患者への移植に限られ、臍帯血移植は主に子どもの白血病などが対象となっています。

 臍帯血移植は、現在までに約200の移植例があり、特に体重50kg以下の小児においてその治療効果と有効性が確認されております。

 平成10年1月より、国はさい帯血移植事業を進めていくための検討会を設置し、公開の場における審議を重ねた結果、平成11年8月に「日本さい帯血バンクネットワーク」を設立し、財政支援をすることになりました。

 日本さい帯血バンクネットワークは、全国各地のさい帯血バンクが共同で5年間に2万個のさい帯血を保存することを目標としており、さい帯血移植に必要なHLA(白血球の血液型)情報の全国一元管理など、移植が公平かつ安全に行われるための事業を行うことを目的として設立されました。

 ネットワークでは、これまで各さい帯血バンクごとに管理されていた、保存さい帯血の情報(移植の可否を決めるHLA型、細胞数及び感染症検査)を共有・管理し、移植を必要としている患者さんの主治医及び移植医療機関が検索を行えるコンピュータシステムを開発しました。これまで患者さんに適合するさい帯血の検索は各バンクごとに行われていましたが、全国的ネットワークでの検索が可能になり、より多くの移植希望者に治療機会を提供できることになります。

 今後は、採取・保存方法についての標準化を検討し、感染症に対する対策の検討など、より安全な、さい帯血の保存と提供を目指して事業を行うことを目的としています。
 参考:臍帯血バンクネットワークのHP

 年間約120万件の分娩(べん)の10分の1が採取できるようになれば、造血幹細胞移植を必要とするほとんどすべての子どもの患者を救うことができると計算されています。そのためには、臍帯血採取に協力できる病院を増やすとともに、バンク維持の費用に対する公的な援助が必要となります。血液採取や検査、保存施設などで、一件当たり年間5万円の費用が掛かります。一日も早い公的資金の導入が望まれます。

 また、臍帯血移植への保険適用も不可欠です。臍帯血移植を血液事業法の中で法的に位置づけるための、法改正も必要になります。

 骨髄移植推進財団によると、今すぐ骨髄移植をしなければならない患者が現在、5000人以上もいます。臍帯血バンクの体制を充実させ、採取可能な病院を整備すことで、一人でも多くのかけがいのない命をみんなで守る必要があります。

 公明茨城県本部(幹事長・井手よしひろ県議)では、「日本臍帯血バンク支援ボランティアの会」(有田美智世代表)と協力して、平成9年秋の臨時国会に「公的臍帯血バンク」設立に向けての署名運動を展開しました。

 その結果、県内でも2万人近くの皆さまにご協力いただき、全国では60万人分のご署名を頂戴いたしました。

 その後このホームページを立ち上げるなど、茨城県で積極的に臍帯血バンクの啓発に取り組んできました。

 県当局や県立県立こども病院などの積極的な取り組みが功を奏し、2000年4月までに9名の患者に臍帯血移植が実施され、いずれも好成績を納めています。

 公的臍帯血バンクネットワークが患者第一の原則のもと、国民の財産として真に次代の医療に貢献するものになるように、私たちは、見守っていかなくてはなりません。今後とも皆さまのご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。

最終更新日:10/28/2001 20:05:20

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「フェージング現象」県北・県央地区のテレビ電波障害を追う

フェージング現象を追う
テレビが突然プツリ、原因は「フェージング現象」。
県央・県北一帯に深刻な影響を与える。

9708_tv 日立市で、放送中のテレビが突然途切れたり、画像が大きく乱れる現象が起きている。この現象は、水戸市など県央・県北の一帯で発生しているという。特に97年7月21日の17:00〜20:00の間、7月29日の21:30〜23:30の間は、受信状態が著しく悪化し、民放の各局がほとんど受信できない状態に陥った。受信状態が極めて悪くなるため、テレビ受像器の故障や電波妨害ではないかと勘違いし、家電販売店やNHKに問い合わせる視聴者が多数出た。

 原因は、「フェージング現象」と呼ばれる電波障害で、大気中の電離層の状況によって、様々な電波が重なり合い、波の強さが大きく変化する現象。太陽の活動の活発化により、電離層が厚くなり電波を反射しやすくなる事によって発生すると言われている。また、気温上昇で、電波が曲がりやすくなることも原因の一つであり、例年、梅雨から秋□にかけて発生する事が多い。携帯電話やAMラジオに影響を及ぼすこともある。

 地元新聞(茨城新聞7月31日付)の報道によると、「水戸市や日立市など県央・県北の一帯で最近、放送中のテレビの画像や音声が突然途切れたり、乱れるトラブルが断統的に続いている。郵政省・関東電気通信監理局によると、原因は大気状態の異常で、在京放送局から日立市の中継所へ送信されるVHF電波が乱されているためだ。「フェージング現象」と呼ばれる電波障害で夏場には珍しくないが、「今年は前例のない深刻な状態」(同管理局)。放送局は「相手が未知の大気状態だけに、抜本的な解消策は当面見当たらない」と頭を抱えている」と伝えている。

 今回深刻な被害が出ているのは、日立市・風神山の中継所を経由するUHFエリア。県南地域は、東京タワーからのVHF電波を直接受信しているため、被害は起こっていない。

 日立風神山中継所は、県内向けUHFの基幹局である。東京タワーから発信されたVHF電波は、筑波山の宝鏡山局で中継され、SHF電波に変調され風神山中継局に送られる。風神山中継局より、水戸・岩瀬、笠間、大洗、御前山、奥久慈男体山、北茨城、十王などの中継局に送信される仕組みになっている。

 今回、障害を受けたのは、東京ターワーと筑波宝鏡の間、または筑波宝鏡〜日立風神局間のいずれかであり、現在民放幹事局であるTBSを中心に調査が進められている。

 従来は日立風神局は東京よりのVHFを直接受信し、中継していた。その当時は、こうした深刻なフェージング現象は起こった記録はない。

 しかし、昨年8月受信状態をより良くするため、距離が半分程度である筑波宝鏡局を中継して電波を受信することとなった。

 東京から直接受信するルートと筑波を中継するルートは、電子的により状況の良い方にスイッチが切り替わるシステムになっている。今回、このスイッチングがうまく作動せず、受信障害を深刻にした。29日は、TBSでは、筑波経由直結に固定したが受信状態が回復せず、11時半過ぎに、東京から直接受信する方式に切り替えたところ回復したという。

970731tv_bk  一連の電波障害について、TBSは、大気状態の影響によるフェージング現象とみている。ただ、同現象の発生メカニズムは十分には鮮明されておらず、今年の本県の大気状態や気象状況との関連は説明できない、としている。TBSでは、29日以降専門家を風神局に派遣して有人による監視を続けた。システムの運用によってフェージング現象を少しでも避けられるよう対策を講ずるという。

 井手県議は、8月1日にNHK水戸放送局を訪れ、永田眞副局長、横堀保営業部副部長、五十嵐政清技術部副部長らから茨城県のUHF放送網やフェージング現象等の説明を聴取した。その後、風神山の中継所を現地調査し、有人監視を続けていたTBSの専門家から説明を受けた。

 
日立中継放送局(日立市・風神山山頂)
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東京の民間放送局5社が共同で設置している中継所。通常の作業は全て電子化、自動化され無人で運用されている。また、直接各家庭に電波を送るだけではなく、水戸・岩瀬、笠間、大洗、御前山、奥久慈男体山、北茨城、十王など県央、県北などのいわば孫中継局に中継する業務も行っている。日立・常陸太田・水戸・ひたちなかを中心に17万世帯以上にUHFでのテレビ電波を中継する拠点中継局である。
使用放送局:日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ朝日、テレビ東京
幹事放送局:TBS
(問い合わせ先:03-5571-3751)
送信アンテナ:4ダイホール8段4箇
送信アンテナ高:地上33m
送信出力:画像100W、音声25W
開設:昭和39年6月
改修:昭和62年2月




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井手よしひろのプロフィール

茨城県議会議員の
井手よしひろです。
茨城県の県政情報、
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