先日ご紹介したある首長選挙の応援を巡って、個人のブログサイトとその候補者の公式サイトが閉鎖されました。
 個人のブログサイト閉鎖について、その作成者と思われる方が、次のようにコメントしています。
涙を呑んで…
2005/5/18
 私は今の公職選挙法はIT時代の変化に即応していない。金権選挙を無くす為にもインターネットの活用をして、伸び伸びと溌剌とした選挙が、アメリカや西欧のようにできる時代の到来を待っていました。
 しかし、遅々として進まない改正。その問題提起の目的もあって2005○○市長選挙のブログを運営してきましたが、本日、○○選挙管理委員会は私の個人的なブログの閉鎖を要求しました。
 特定の候補者にご迷惑をかけてもいけませんので、涙を呑んでブログを閉鎖しました。
 選挙管理委員会が明らかに選挙運動であると判断し、ブログの閉鎖を指導したものと思われます。このブログの場合は、作成している人が特定できますので、選管は電話や面接によって、選管の判断を伝え、作成者は自主的にサイトを閉鎖しました。しかし、ブログの大半は匿名で作成されていることは広く知られています。こうした場合、どのような選管はどのような対応を行うのでしょうか。
 ブログの普及によって、ホームページを活用した選挙運動は、また新たな段階を迎えました。今、もっともこの問題に真剣にならなくてはならないのは、国会議員です。対応が遅れれば、遅れるほど、現場での混乱は広がるばかりです。
(このブログで扱っている首長候補のHPとその応援のHPのurlは、5月19日現在、選挙期間中であるため公開を差しひかえます。5月22日の選挙結果がでた後に、具体的にご紹介したいと思います)