6月15日に開催された県議会保健福祉委員会での井手よしひろ県議の質問要旨です。
●県立病院改革の取り組み
1.県立病院の経営形態に関する検討委員会での議論の経過
*廃止や民営化も含めての抜本的な議論が交わされているのですが、こうした議論は、現場の医師や看護師、職員などにどのように伝えられているのか?病院改革は、関係職員の意識改革にほかなりません。こうした意識改革の取り組みについて質問しました。
*9月には知事選が予定され、9月下旬には第3回定例議会が開催される予定です。検討委員会の議論は、この3定で議会に報告されることが望ましいと思いますが、今後の検討委員会の具体的な予定を質しました。
2.技能・労務職員について
*県立病院の技能・労務職員について質問しました。中央病院、友部病院には技能・労務の専門職員が配置されています。クリーニング師、調理師など外部に業務委託した方が効率的であると思われる職種も多く、その改善が急務です。具体的な、技能・労務職員の実態について質しました。
●脳脊髄液減少症対策について
1.脳脊髄液減少症についての理解
*脳脊髄液減少症は、交通事故やスポーツにより事故による大きな衝撃を受けたことで、脳を包む脳脊髄液が体内で漏れ、脳の位置が下がってさまざまな症状を引き起こす病気で、むち打ち症の症状の一因とも言われています。脳脊髄液減少症は、患者本人の血液を患部に注入して漏れを止める「ブラッドパッチ療法」という治療法で、症状が改善するケースがあると報告されています。この脳骨髄減少症およびブラッドパッチ療法をは県はどのように理解しているか質問しました。
2.県として説明会や勉強会を開催すべきと提案しました。
*県保健福祉部として、患者団体やブラッドパッチ療法を進める医師の説明会や勉強会などを支援すべきではないかと、提案しました。
●いきいきヘルス体操の普及と介護予防策の充実について
1.いきいきヘルス体操の普及
*10年間で1万人のシルバーリハビリ体操指導師の育成計画があります。年度ごとの具体的な育成年次計画を質問しました。
*今回の募集は、60歳以上の方に限定されています。若い指導者の育成体制を質問しました。
*現在の健康プラザは、体操の指導をする場所としては余りふさわしくありません。健康プラザの改修計画を質しました。
2.介護保険見直しの中で、介護予防が位置付けられています。その仕組みの中にいきいきヘルス体操をどのように位置付けるか質問しました。
●国民健康保険の健全な運営について
1.国保の健全な運営、特に不正請求や誤った請求(過誤請求)を防ぎ、保険診療の適性を図るために、どのような努力をしているのか質問しました。
2.保険医の取り消し処分や監査などの現状を質問しました。
3.最近、複数の接骨院で療養費の請求に関して患者や関係者から不正が行われているのではとの指摘がありました。実態と対応策を具体的に質問しました。