イラク人道支援:はまよつ敏子公明代表代行が提唱
 公明党のはまよつ敏子代表代行(参院選予定候補=比例区)、遠山清彦青年局長(参院議員)、西田まこと青年局次長(参院選予定候補=埼玉選挙区)は3月18日、国会内で福田康夫官房長官に対し、旧フセイン政権により破壊され、消滅の危機にあるイラク南部からイランにまたがるメソポタミア湿原の復元事業を、わが国の主導で進めるよう政府に求める551万185人分の署名簿の一部を手渡ししました。この署名は、青年党員が中心に運動を展開してきたものです。
 署名簿を受け取った福田官房長官は、「メソポタミア湿原の復元を通し、イラクの本格的な復興を願う多くの人々の思いが伝わってくる」と述べ、署名の意義を尊重し、政府として積極的に復元に取り組んでいく意向を示し、「今後も、(公明党から)知恵をお借りしたい」と述べました。
 この後、川口外相を訪ねたはまよつ代表代行らは、党視察団の団長としてイランを訪問したことを踏まえ、「同湿原の復元事業は、難民の帰還促進にもつながる」と強調しました。
 これに対し、川口外相は「日本には、釧路湿原の復元などで蓄積されたノウハウがある。釧路湿原の復元と同じくメソポタミア湿原でも、環境省、国交省、農水省と密に連携していきたい」と答えました。
要望事項
(1)日本主導でメソポタミア湿原復元のための国際会議を開催すること
(2)現地調査の再開をめざし、国連環境計画など国際機関と緊密に連携していくこと
(3)イラクの文化財保護・修復の支援策として、イラク国立博物館や文化財研究所の人材研修や財政支援などを行うこと