日立市が人口減少ワースト1:▲1,450人
 7月11日、茨城県統計課は「平成16年県常住人口調査結果報告書」を取りまとめ、公表しました。
 昨年一年間で県人口は1,059人減少していたことが判明しました。出生数から死亡数を引いた自然増が大きく鈍化し、転勤や引っ越しなどによる社会増が、5年連続でマイナスになりました。
 市町村別にみてみると、日立市が人口の減少数でワースト(1,450人減)となり、特に社会像が1,638人の転出超過となり、基幹産業である電気製品・機械工業の不振が人口減少の要因となっています。
茨城県の人口動向について「平成16年県常住人口調査結果報告書」より抜粋
  • 茨城県の人口は、平成17年1月1日現在で2,992,264人でした。
  • 人口増加数は平成16年1年間で1,059人の減となり、平成15年の123人増から減少に転じました。
  • 男性は886人減少し1,488,838人、女性は173人減少し1,503,426人でした。
  • 市町村別では、10市15町村で増加し、13市36町村で減少、1村で増減なしとなっています。
  • 人口増加数が最も多かったのはつくば市で1,869人の増、減少数が最も多かったのは日立市で1,450人の減でした。
  • 自然増加数は、平成16年1年間では2,032人の増加しました。
  • 出生者数は男性13,596人、女13,046人で、合計26,642人でした。
  • 死亡者数は男性13,406人,女11,204人で、合計24,610人でした。
  • 自然増加数が最も多かったのはつくば市で858人の増、最も少なかったのは常陸太田市で360人の減でした。
  • 社会増加数は、平成16年1年間では3,091人の減となり、前年にひきつづき転出超過となりました。
  • 平成16年中の転入は133,796人、転出が136,487人で3,091人の転出超過となりました。
  • 社会増加数が最も多かったのはつくば市で1,011人の増,最も少なかったのは日立市で1,638人の減でした。
  • 社会増加率が最も高かったのは大洋村の0.82%で,最も低かったのは高萩市の▲1.05%でした。

参考:平成16年茨城県常住人口調査結果報告書