板東市内の養鶏場で8500羽処分
 鳥インフルエンザ問題で、茨城県内3箇所目の感染が確認されました。感染した鶏が発見されたのは、坂東市神田山の養鶏場「中村鶏園」第8号鶏舎。茨城県は7月12日、中村鶏園の鶏約8500羽と全鶏卵の処分を始めました。
 中村鶏園では、鶏の死亡状況及び産卵率等には、特に異常はありませんが、移動制限地区内の鶏の安全性確認の検査の中で、高病原性インフルエンザH5亜型に対する抗体(過去に鳥インフルエンザにかかった痕跡)が発見されました。
 周辺に発令されている移動制限措置は、7月28日にも解除される予定でしたが、新たな感染施設の発覚で、問題の完全終息は8月お盆以降にずれ込むことになりそうです。
 中村鶏園の鶏は、境町にあるさしま環境管理事務組合の一般ごみ焼却施設で処分されます。その後、鶏舎の清掃・消毒作業を行い、14日にも防疫措置を完了させる方針です。この養鶏場は、感染が最初に確認された水海道市の養鶏場から西約1・3キロ地点にあり、今回の確認による移動制限区域の変更はありません。