日立電鉄バスにGPS、リアルタイムで通行情報
 国土交通省常陸河川国道事務所では6月25日、日立市内の路線バスの運行状況を、パソコンや携帯電話を使ってリアルタイムで検索できる「路線バス運行情報システム」の実証実験を、7月1日からスタートすることを公表しました。
 路線バスの運行時間は渋滞や天候などに影響されやすく、同システムの導入は利用者の不安、イライラを一気に解消する情報サービスです。
 実験が行われるのは日立電鉄バス。エリアは常磐道日立南太田IC〜日立中央IC間に平行する市南部地区で、JR日立駅から日立南営業所までの上下6路線が対象となります。
 バスに搭載したGPS(グローバル・ポジションニング・システム)が移動状況を提供し、指定されたホームページにアクセスすれば、利用したいバスの現在位置や時刻表が瞬時に検索できるようになります。
 パソコンを利用してアクセスした場合、「バス路線を選択」の画面が表示され、選択ボタンをクリックすると「運行状況」、絞り込み条件に沿った「時刻表」が提供されます。
 携帯電話でもアクセスが出来、乗車バス停の頭文の「五十音選択」と、「バス停名選択」の2パターンから検索できます。いずれも四段階の入力後、「時刻表」が表示され、乗車したいバスの選択から、そのバスの「現在位置」が表示される仕組みとなっています。
日立市内路線バス運行情報システム
●試行期間 平成16年7月1日〜平成17年3月31日
●対象路線 日立駅〜常陸多賀駅〜大みか駅周辺の6路線
●情報提供アドレス(7月1日からアクセス可能)
http://hitachibusloca.com/
<リンク>日立電鉄バス