毎日の生活の中にとけ込んでしまった消費税。年金改革の議論と相まって、引き上げへの議論も起こっています。
 さて、その消費税ですが、いざ代金の支払時に戸惑うのが、内税なのか外税なのかという問題です。
 こうした煩雑さを解消するために、今年4月1日から、全て内税方式で値段を表示することが義務づけられます。つまり、商品代金が1000円、消費税が50円の品物であったら、今までは値札には1000円としか書いてありませんでしたが、4月からは1050円と表示されることになります。これを、総額表示方式と呼びます。
 今までは、内税で表示しても、外税で表示しても良いことになっていますが、4月以降は全て総額表示(内税)方式で表示しなくてはいけません。
 これで、ものの価格がわかりやすくなるのは事実なのですが、反論も寄せられています。
 いわく、総額表示の狙いは「消費税アップをにらんだ布石でもあり、消費税の負担感・痛税感を薄めようとするものである」。また、「小売りですでに定着している外税方式を内税に変えることで、小売業や外食産業などに大きな負担となり、景気回復に水を差す」と、いった批判です。
 ことの是非は結果を待つとして、私たちにできることは、4月に消費税の仕組みが変わることをまず認識し、心の準備をすることですネ。
(100円ショップは105円ショップになるのでしょうか?写真はザ・ダイソー100円館日立大みか店