井手よしひろ県議ら公明党茨城県本部の原子力問題等調査特別委員会(委員長:石井啓一衆議院議員)は4月13日午後、日本原子力研究所東海研究所を訪れ、大強度陽子加速器(JーPARC)の建設状況について説明を受けるとともに、現地を調査しました。
 JーPARCは、日本原子力研究所と高エネルギー加速研究機構との共同プロジェクトで、平成11年3月から建設が始められ、19年度中に第1期工事を完了し、20年度から共用開始する予定です。第1期分建設費は1514億円です。
 JーPARCが稼働すると、原子のレベルで物質や生物を分析することができようになり、さまざまな科学研究やバイオテクノロジー、新素材開発などへの活用が期待されています。
 年間、国内から3000人、海外から1000人以上の研究者の往来が予想され、施設の運転・維持・管理などに多数の雇用を生み出すことができます。最先端技術の波及効果により新産業やベンチャービジネスの創出が期待されています。
 こうした地域活性化への拠点としてのJーPARCを核として、「サイエンスフロンティア21構想」が具体化されています。