4月24日、日立市の時局講演会を前に、「はまよつ敏子を囲む女性の集い」が開催されました。
 はまよつ敏子党代表代行は、女性の視点から様々な政治改革に挑戦してきた実績を紹介しました。そのうえで、高齢化の課題や子育て支援の充実に一層努力するとの決意を表明しました。
 その後、意見交換に移り、介護タクシーの設立に携わっている方や、肢体不自由児の親の会の方、ボランティアのに携わる行政書士の方などが地域の現状を報告し、国政への反映を要望しました。
肢体不自由児をもつ方からのご意見
 娘は両下肢機能障害で車いすの生活です。
 日立市では、一般の小学校で肢体不自由児を受け入れて、健常児と同じ教室で授業を受けています。 一般の授業には何の不都合もありませんが、体育や教室の移動、トイレなど移動を伴う行動で不都合があるため、親が終日学校に付き添っていなくてはいけません。
 このため、時間的、経済的な犠牲が大きく、妄言生活が限界と言っても過言ではありません。
 また、学校教育の場に親が同席することで、子供の自立が遅れることを一番心配しています。
 単なる教室移動でも、先生は一切介助(車いすを押したりする行為)を手伝うことはしません。
 知的障害(多動性障害)児童には、介助員を学校に派遣する制度が、日立市でも導入されましたが、肢体不自由児はこうした対策が全くなされていません。国の補助制度などの創設が、強く望まれています。
介護タクシーを立ち上げている女性からのご意見
 今、市内で福祉タクシー専門の会社を3名で立ち上げしています。
 車椅子で家族がおいでの方は問題ないのですが、寝たきりの為、ストレッチャーで移動する方も半数近くおり、迎えにいっても核家族で、移乗時人手が無かったりベットから車までの移動に足元が悪く、急遽ご近所に力をかして貰う事もあります。
 点滴を付けての移動では、さして問題はないのですが、呼吸器を装着しての移動の方もおり、移動中アンビュー使用の方は家族の方が乗車中の何十分の間、汗だくとなり移動すると言う現状です。
 また障害者手帳を持っている方はタクシー料金割引と一部助成はありますが、介護認定のみの方は、そうした助成が全く無く、自己負担で通院もけして自宅から近距離とは限らずタクシー料金の負担は大きなもののようです。
 今後、介護保険と障害者福祉(支援費制度)が一つになると聞いています。
 その時、この移動手段について助成が全ての人へ対称となるのだろうか、どのように変わって行くのか、現状を把握されて考えてもらえるのだろうかと、不安があります。
 こうした全ての利用者の現状をご理解いただき、あらゆる身体障害者の移動手段の負担をご理解いただき、平等な移送サービスが提供出来るよう、ご尽力いただきたいと思います。