YOMIURI ON-LINE / 社会(2004/7/27)
福井豪雨被災者に一律2万円、当選宝くじの2億円分配
 「福井豪雨」被災者への見舞金として2億円の宝くじ当たり券を匿名で郵送された福井県は27日、他の義援金約8900万円を合わせ、被災した1万4479の全世帯に一律2万円ずつ渡すことを決めた。
 県は「送り主の気持ちを一日も早く届けるためで、行政支援はきちんと進める」としている。県はこのほか、床上浸水以上の被害を受けた4638世帯に、県費で一律8万円を贈る方針も決めた。
 県議会内には「被災程度が異なるのに一律の支給でいいのか」など疑問の声もあったが、県は「被災者救済は行政として適切に行う」として理解を求めた。
 床上浸水被災者に10万円、その他の被災者が2万円の見舞金という計算です。
 専門家などからは、かなり長期化するであろうボランティアやNPOの活動資金とすべきとの意見もあるようです。
 2億円の宝くじを匿名で寄付した方の気持ちを、なるべく早く伝えるのには、適切な措置かもしれません。しかし、ボランティアの活動資金も重要です。全額を被災者に支給するやり方も乱暴な気がします。