7月18日、県立こども病院の設立20周年記念式典が水戸市内のホテルで開催されました。井手よしひろ県議も来賓として招かれ出席されました。
 県立こども病院は、「将来を担うこどもの命をまもり、心身ともに健やかに育てる。」という理念のもとに、茨城県における小児医療の中核施設として、紹介予約制により昭和60年7月1日、診療を開始しました。こども専門病院としての医療スタッフを配置するとともに、県が建物をはじめとして、NICU・小児用CTスキャナー・心臓血管造影装置・NICU車等の機械・設備を整備し、管理運営を社会福祉法人恩賜財団済生会支部茨城県済生会に委託した、官立民営の病院です。
 昭和40年代、茨城県の新生児死亡率は、平均を大きく下回り全国でも下位に位置していましたが、県立こども病院を中核とする周産期医療の充実や救急体制の整備で、平成16年度には1.0と全国ベスト4までに改善しました。

 20周年を記念する式典では、県立こども病院を支える民間ボランティアの紹介と感謝状の贈呈も行われました。県立こども病院が多くのボランティアの皆さまの力で支えられている様子がよく分かります。ボランティアの皆さまに重ねて感謝申し上げます。
感謝状が贈呈されたボランティア団体
ボランティア名活動内容人数
ガールスカウト日本連盟茨城県第6団鯉のぼりの寄贈88
日販よい本いっぱい文庫こども図書室へ図書の寄贈 
大洗青年会議所サンタクロースとクリスマスの贈り物18
布の花保育器カバーなどの製作と寄贈5
こどもの歌のコンサートこどもの歌のコンサート3
図書ボランティア病室内での読み聞かせや図書の貸出し9
学習ボランティア大学生による勉強や遊びの相手22
骨髄バンクを支援するいばらきの会サンタクロースとクリスマスの贈り物20
親の会ボランティア小学校入学前のこども達への集団での歌や遊びの指導11
朗読ボランティアクラブやよい外来診察の待ち時間やイベント時の図書の朗読や読み聞かせ16
先輩の話を聞く会ダウン症児の保護者への助言や相談16
対面朗読ボランティア外来診察の待ち時間を利用した図書の朗読や読み聞かせ 
日本マクドナルド50号水戸大塚店ドナルドショー4
学習OB・OG病棟行事への参加と協力7
ゆいの会プロのパフォーマンス3
ソナーレドルチェ外来診察の待ち時間を利用した楽器の演奏や歌の音楽会9
遊遊ボランティア病室内や外来での手品や耗芝居1
おやこ劇場ゆめ広場読み聞かせの会外来診察待ちの時間を利用した音楽付きの読み聞かせ17
ともベマジック外来や病棟内でマジックショー3

参考:県立こども病院のHP
骨髄バンクを支援するいばらきの会に感謝状
 骨髄バンクを支援するいばらきの会(会長:牛島英二さん)では、毎年12月、県立こども病院に入院している子ども達に、クリスマスプレゼントを届けています。サンタクロースやトナカイの着ぐるみを着た会員が、各病室を回ると子どもたちの目が輝いています。
 動物や花などをかたどった風船もその場で作って手渡しています。
 県立こども病院20周年の記念式典には、代表2名が参加し感謝状を受けると共に、橋本昌県知事や鈴木欣一保健福祉部長などに骨髄バンクの現状や協力を呼びかけました。(写真は、橋本知事(中央)と骨髄バンクを支援するいばらきの会のメンバー)