処分農場は8施設目に、今回は3万5000羽を処分
 7月26日、水海道市の養鶏場で新たに鳥インフルエンザH5型の抗体が見つかり、半径5キロの移動制限区域を設定し、制限区域内の5箇所の養鶏場の鶏や卵の移動を禁止しました。
 新たに抗体が見つかった養鶏場は、最初に感染が確認された際の移動制限対象となっており、過去3回の抗体検査では陰性でした。
 移動制限解除に必要な第2次清浄性確認のため、県が7月24日から通算4回目の抗体検査を行ったところ、この養鶏場の検体160羽のうち9羽が陽性となりました。動物衛生研究所の検査でも8羽が陽性と確認されました。
 農林水産省や県によると、この養鶏場には16の鶏舎があるが、陽性は1鶏舎に集中し、7月15〜16日に県内の育成農家から導入された約2500羽のヒナの一部から陽性反応が出たことになります。感染から抗体ができるまで10〜14日間かかるとされており、県はこれまでと全く別の感染ルートがある可能性もあるとみて、搬入元の育成農家についても聞き取り調査をする予定です。
 この農場には35,000羽の鶏が飼われており、処分の条件が整い次第、全てを殺処分します。