8月1日、神栖町が波崎町を編入合併して、神栖市が誕生しました。人口は約8万9000人となり、鹿行地区最大の人口となりました。面積は147.26平方キロメートルです。
 財政規模は一般会計で約298億円となり、鹿島臨海工業地帯に立地する企業の税収が寄与し、財政力指数は県内トップクラスです。これまで県が徴収していた大規模償却資産分の固定資産税を、合併に伴い市が徴収することになり、新たに約25億円程度の増収が見込まれます。
 神栖町役場を本庁として、波崎町役場を総合支所とする。管理部門や事務部門を本庁に置きます。
 初代市長には、岡野敬四郎神栖町長が就任しますが、秋には実質的な初代市長を決める選挙が行われます。職員は約770人。波崎町長ら波崎町の特別職は、合併を機に失職しました。
 波崎町議は在任特例を適用し、神栖町議の任期2008年2月末まで市議会議員として在任します。新市議会は52人でスタートし、新議長は宮川一郎神栖町議長が務めます。
 鹿島地域の一体的な発展のために、旧鹿島、神栖、波崎の合併が当初から模索されましたが、紆余曲折の結果、鹿嶋市と神栖市の誕生ということに落ちつきました。