執行猶予中の辻元氏に社民党出馬要請
 郵政解散のあおりを受けて、社民党や共産党のカゲが薄くなっています。特に、社民党は、8月9日、副党首の横光克彦副党首が、社民党を離党し、民主党公認候補として大分3区から出馬するなど、存亡の危機に瀕しています。
 こうした事態に社民党幹部は、清浄な判断能力を失った感があります。8月1日付の読売新聞のインターネット版速報によると、秘書給与問題で執行猶予中の辻元清美しに出馬要請を行ったようです。
辻元清美氏に社民党が出馬要請、大阪10区で
読売新聞(asahi.com 2005年8月10日)
 社民党は、秘書給与詐取事件で有罪が確定し、執行猶予中の辻元清美・元衆院議員を、衆院大阪10区で公認候補として擁立する方向で調整に入った。
 辻元氏からの回答はまだないという。辻元氏は同事件で02年に議員辞職。昨年7月の参院選に大阪選挙区から無所属で出馬し、落選した。
 公の政党が執行猶予中の人物に対して、選挙戦への出馬を要請し衆院選に公認するという、その精神構造が理解できません。
 社民党は滅亡への道を全速力で走り始めたような気がします。
参考:辻元清美のつじもとWEB