県北地域では、大型小売店の再編が進んでいます。5月に日立市のボンベルタ伊勢甚が閉店し、6月には高萩のイトーヨーカ堂が店じまいしました。
 10月下旬には、北茨城市磯原町の「ジャスコ北茨城店」を来春閉店することを、北茨城市や商工会議所に伝えました。
 ジャスコ北茨城店は、1992年11月に伊勢甚ジャスコ北茨城店として開業しました。2階建てで、直営部分と11のテナントを含む店舗面積は約5500平方メートル。1階で食料品や衣料、日用雑貨などを販売し、2階部分は駐車場となっています。食品売り場は、24時間営業を行っています。
 北茨城市内には、9月にヨークベニマルが開店するなど、販売競争が激化。ジャスコ北茨城店の売上高は、最高だった97年に比べ、約7割に落ち込みました。イオンでは、店舗を所有する不動産会社などと閉店日などを協議しているとのことです。
 ジャスコ北茨城店では11人の社員とパートやアルバイト約130人が地元から採用されています。正社員はイオンの別店舗に異動しますが、パートやアルバイトは閉店に伴い退職となります。
 11月4日、井手よしひろ県議はジャスコ北茨城店と周辺の商業施設、新たにオープンしたヨークベニマルなどを実際に視察、調査しました。