石井啓一衆議院議員ら公明党茨城県本部のメンバーが、9日にプレオープンを迎えるイオン水戸内原ショッピングセンター(イオン内原SC)を視察しました。今回の視察に同行したのは、鈴木孝治県議、井手よしひろ県議、加藤光子水戸市議の4名。開設準備の責任者である大場正信イオンモール(株)イオン水戸内原ショッピングセンター開設委員長より説明を受けました。
 イオン内原SCは、11月11日(金)午前9時にオープンしますが、開店による交通混雑や地元住民の便利をはかるために、11月9日(水)午前9時より、プレオープンします。敷地面積12万6000平方メートル、商業施設面積7万1700平米、駐車場台数4000台と北関東最大の商業施設となります。
 旧内原町が「内原駅北土地区画整理事業」を計画し、その中核施設として出店されます。JR内原駅から東600mに位置し、国道50号線の内原バイパスに接しています。常磐自動車道水戸ICから、笠間方面に2kmという好立地に恵まれ、年間の売り上げ目標280億円、来店客数1000万人を目標としています。
(写真:大場正信開設準備委員長(右)より説明を受ける石井啓一県本部代表(右から2番目)ら)
 県本部の一行は、約1時間半にわたり専門店街を中心にSC内部を視察しました。特に、ユニバーサルデザインの導入状況や地元住民へのサービス機能について重点的に調査しました。
 イオン内原SCでは、ユニバーサルデザインの考え方が、様々な形で具体化されています。赤ちゃんルームの授乳室が3ヶ所、多目的トイレが12ケ所(その内オストメイト対応のトイレは3ケ所)設置されています。また、ハンデキャップのある顧客のための介添えサービス申し出用のインターホンが39ケ所の出入口に設置されています。
 駐車場には、56台分の身障者駐車場が用意され、その内、14台分に「身障者駐車場確保システム」が導入されています。このシステムは、事前に登録した身障者にリモコンを貸与し、安心して専用駐車場を使用してもらうものです。
 さらに、喫煙者のためには、分煙に配慮し強制換気装置を完備した喫煙室が12ヶ所設置れました。ペット同伴の顧客に対しては、ペットショップ前に「ペットの足の洗い場・水のみ場」や立体・屋上駐車場からもペット同伴可能なエレベーターが設置されました。
 物販施設のほかにも、8館の映画館、1800席を要するシネマコンプレックス「TOHOシネマズ」が出店しています。来春には、内科、外科、歯科などからなるドクターズポートもオープンすることになっています。また、地元への貸し出しも可能なイオンホールも完備しています。
 視察後の懇談では、地元での雇用の状況や売り上げ目標、来店者の見込みなど、様々な質問が寄せられました。大場委員長からは、住民票の申請・受け取りなどの行政サービスの拠点の導入について要望がありました。
 このイオン内原SCは、水戸市を中心とする商圏に大きな影響を与えることは確実です。来年春には、水戸の旧市街に京成百貨店が新装オープンします。水戸の商環境は激動期を迎えるといえます。
(写真:オストメイト対応多目的トイレ)
参考:イオン水戸内原ショッピングセンターのホームページ