公明党茨城県本部代表者会が、11月12日水戸市の県開発公社ビルで開催されました。この会合は、11月5日に開催された党全国代表者会を受け、来年度の活動の方向性や予算などを審議・決定するものです。
 県本部代表の石井啓一衆議院議員の挨拶の後、井手よしひろ県幹事長が県本部幹事会報告を提案しました。また、平成17年度の県本部予算が櫻井事務長より提案されました。党員党費の使途や公明新聞日曜版の活用など活発な質疑が交わされ、賛成大多数で原案通り幹事会報告と平成18年度予算が承認されました。
 県代表者会に引き続いて、議員総会が開催されました。12月3日に予定されている第1総支部の「地域政経懇話会」の概要や来年1月28日の「新春の集い」の開催要項が示され、今年末から来春に向けての具体的な活動がスタートしました。また、11月5日に策定された「公明党政治倫理規範」が示され、この規範を鑑としながら、真に住民の期待にこたえられる議員を目指すことが再確認されました。
県本部幹事会報告の骨子
●第44回衆院選の総括
 わが党は9小選挙区で8人、比例区では前回票を25万票上回る過去最高の898万票を獲得し23人が当選、合計31議席を獲得することができました。県内では、20万1257票を獲得し、短期間の戦いではありましたが、歴史に残る結果をだすことができました。これもひとえに、本日ご出席の議員の皆さま、党員、支持者の皆さまの献身的なご支援の賜物であり、心より感謝申し上げます。
 衆院選で、自民・公明の連立与党は、国民から絶対安定多数を大きく上回る327議席を与えられました。構造改革を進める自公連立与党への衆院議席の3分の2を超える圧倒的な信任は、「改革を加速させよ!」が民意であることを明確に示しています。公明党は、国民の声をしっかりと受け止め、国民のための改革のエンジンとして、自民党と協力しあい、時代の進展に合致した、スピード感のある改革を断行してまいります。
●県議選と2007年政治決戦への対応
 私たちの次なる目標は、明年12月に控えた県議選とそれに続く2007年政治決戦です。
 茨城の県議選は、2007年政治決戦の前哨戦であり、全国注目の選挙となります。さらに、稲敷市、板東市の市議選を皮切りに来年12月からの1年間で17市町村の統一外選挙が予定されています。また、2007年4月の統一選は水戸、日立、土浦など13市・町の選挙が行われます。
 この一連の地方選は、平成の大合併後初の選挙であり、定数減と相まって今までにない激戦が予想されますが、全勢力を結集して勝利してまいります。
 2007年7月の参議院選挙は、公明党の真価が試される最重要な国政選挙となります。社会保障改革や税制改革など、与党・公明党にとっては、激しい逆風の中での選挙が想定されます。
 こうした厳しい選挙を目前にして、我々は、地域に密着した国・地方の議員ネットワークを最大限に活かしながら、諸課題に対して機動力を発揮して素早く対応してまいります。
●議員活動3項目の着実な実践で、地域を開拓
 新たな支持層を開拓するためには、地道な日常活動の積み重ねをおいて、ほかにはありません。議員活動3項目(1.訪問・対話運動、2.地域サポート運動、3.公明新聞購読推進)を着実に実践していくことです。
 地域サポート運動では、われわれ議員も地域行事に積極的に参画してまいります。また、国政選挙において掲げたマニフェストを国・地方一体となって着実に実現し、支持拡大に全力を挙げていきます。
●不断の自己改革と鉄桶の団結で勝利への前進
 「大衆とともに」との立党の精神は、まさしく「政治家はどうあるべきか」との命題に対して、的確かつ簡潔にその核心を提示しています。この精神を再確認しながら、 公明党はどこまでも庶民・大衆の側に立つ政治家集団として、不断の自己改革に挑戦してまいりたい。
 この決意を全議員の決意とするために、今回、公明党として「政治倫理規範」が策定されました。県本部所属議員は、政治倫理規範を鑑としながら、真に住民の期待にこたえられる党へ、政治家へ、新たな前進を開始するものです。
●2006年の活動大綱
 年明けの戦いのスタートは、1月28日に開催する県本部新春の集いとなります。地域の有力者を糾合し、公明党理解の輪を広げる戦いを開始いたします。
 2月から8月にかけての期間が、党活動の中でもっとも重要な期間となります。訪問対話運動や地域サポート運動を徹底して実践していきます。重点強化地域に指定し、フォーラム、セミナーなどを積極的に展開してまいります。機関紙の推進も、2月から4月の3ヶ月間を強化月間として果敢に拡大運動に取り組みます。
 9月よりは、県議選大勝利に向け一瀉千里の戦いを開始します。また、県議選と同時選となる稲敷市、板東市、2007年1月の選挙となるかすみがうら市、城里町の選挙についても必勝体制で臨みます。