10月1日現在の推計値でつくばが県内人口第2位の都市に
 今年は、5年ごとに行われる国勢調査の年です。10月1日現在で3ヶ月以上、その地域に居住している人口が確定されます。速報値は、12月下旬にも公表され、まちづくりや議員定数など様々な重要な事柄を決める上で、大切な基本数値となります。
 日立市選出の県議会議員にとって、今回の国勢調査は特別な意味を持っています。日立市とつくば市の人口がどのようになるかということです。

 日立市つくば市基準日
常住人口(推計)200,327200,3812005/10/1
住民基本台帳人口202,597191,5822005/10/1

県議選の定数議論再燃か?
 10月1日現在の常住人口(推計)は、すでに日立市をつくば市が逆転しています。
 なぜ、つくば市との人口が気になるかというと、県議会議員の定数問題が関係してくるからです。現状では、日立市の定数が5、つくば市は3となっています。人口が逆転しても、定数がこのままで良いのかという不審の声が当然出てきます。来年12月の選挙を前にして、3月議会までの間に、有権者に納得していただける定数議論が必要になります。
常住人口と住民基本台帳人口
1.常住人口は、5年ごとに行う国勢調査に準拠して外国人を含む総人口。住民基本台帳人口は日本人の人口です。
2.国勢調査では、3ケ月以上そこに住んでいるか又は住むことになっている人を調査の対象としているのに対し、住民基本台帳人口は、あくまでも台帳に登録されている人の数です。(住民票の登録されている人の人数)
 例えば3ケ月以上入院している人の扱いや長期の出張などで住民登録と実際の居住地が必ずしも一致していない場合もあり、実態としては若干異なる結果となっています。茨城県の場合、社会増加の著しい地域では両者の差は少なく、それ以外の地域では住民基本台帳人口が多めになる傾向があります。