ブログが欧米で話題となったのは、2001年の9・11テロであったとよく言われています。一方、日本では、昨年来ブログブームとは言われていますが、実質的にブログに掲載されている内容が、社会的なトレンドを作った事例はまだないのではないでしょうか。
 皮肉なことに一連のlivedoor問題は、ブログの歴史にとって大きな意味を持つ出来事になるかもしれません。
 このごろ、一日数回はlivedoorの堀江社長のブログを開くようになりました。
朝起きると大量の着信が・・・・
livedoor社長日記(2006/1/22)
昨日夜遅くまで対策会議、およびメールチェック、仕事などを行っていたので、朝おきるのは遅かったのですが、なぜかテレビ朝日のサンデープロジェクトの人が、私の携帯電話番号をどこからか入手してきて、突然、10回以上もテレビに電話で生出演しろと(放送で告知しているからと)半ば脅迫めいた電話をかけてきました・・・・。マスコミって何でもありなんですね・・・。いちいち反論するのも困るくらい捏造記事も相変わらず多いですし・・・。疑いをかけられている(と明確にわかる強制捜査時の捜査令状、これはもらえないしコピーもとらせてもらえないので内容は100%覚えていませんが)件につきましては私は身に覚えがないですし、報道されている件は誰がどこでどう調べたのかもわからないような代物ですので、なんともコメントのしようがありません。現状はこんな状態です。

 livedoor問題の真実は別として、テレビメディア取材の裏側を痛烈に批判した内容には凄味があります。当然ブログは、公の記録として事件に様々な影響を及ぼすでしょうから、堀江社長に不利な内容は公表されないと思います。それを認識した上で、注意深くウォッチングしていきたいと思います。
 それともう一つlivedoor問題について、注目しているブログがあります。島根県松江市の公認会計士山根治さんのブログ「山根治ブログ」です。そのカテゴリーのひとつに「ホリエモンの錬金術」という特集があります。(現在はアクセスが多くミラーサイトが設置されています
 このブログは、昨年3月15日から7月26日まで20回にわたって、堀江社長の経営手法について、公開された財務諸表などをもとに分析しています。そして、livedoorの経営状態について「第8期(平成15年会計年度)と第9期(平成16年会計年度)の有報(有価証券報告書)を私なりの方法で分析した限りでは、粉飾の疑いがきわめて濃厚であると言えるようです」と、05年3月15日付けのブログ(ホリエモンの錬金術)で断言しています。そして、そのからくりを3つの視点、.泪供璽詐緇譴虜櫃離肇螢奪、株式分割のトリック、7荵賛字のお化粧から具体的に論述しています。
 現在、テレビのコメンテーターがしたり顔で説明している内容が、すでに昨年春から夏にかけた時点で論究されていることに驚きを感じているのは、私一人ではないと思います。
 ブログがマスコミのニュースソースとなる。そんな時代が本格化してきているような気がします。
参考:「ホリエモンの錬金術」ミラーサイト

(2006/1/23更新)
 堀江氏のブログでは、「なぜかテレビ朝日のサンデープロジェクトの人が、私の携帯電話番号をどこからか入手してきて、突然、10回以上もテレビに電話で生出演しろと(放送で告知しているからと)半ば脅迫めいた電話をかけてきました」というような、自身の携帯電話の番号を不法な手段でマスコミ関係者が入手したような文書になっていました。
 しかし、1月22日の夕方に放映されたニュース番組では、日本テレビなど複数の局が堀江社長との携帯電話での通話記録を公開していまいした。ほぼ毎日、マスコミ関係者と携帯電話による通話ができていた様子です。もちろん、マスコミ関係者も堀江氏の携帯電話を知っているようでした。
 こうした事実関係からすると、「どこから入手したのか」との堀江氏の記述は、少し状況が違うような気がします。
 自分の都合の良い相手しか取材を受けない、という姿勢には疑問を感じています。