県北生涯学習センター 8月のオープンを目指し、工事が進められている県北生涯学習センターの指定管理者候補が決定しました。NPO法人インパクトが選定されました。今後、2月県議会の議決を経て、茨城県県北生涯学習センターの指定管理者に指定されます。指定管理者による管理は、平成18年4月1日から5年間、実施されます。
 生涯学習センターの指定管理者にNPOが選ばれたのは、県内では初めてのケースです。インパクトは、梶修明さんを代表理事とするNPOで、平成12年3月に設立されました。日立市のまちづくりに様々な活動を行っています。インパクトが選定されて理由は、1)経費の縮減が図られた計画となっている、2)多様な自主事業を行うなど講座が充実しており、県民へのサービス向上が図られた計画となっている、3)ボランティアと協働して施設の運営を行うなど、施設の設置目的を十分理解した管理運営方針を設け、利用者サービスの向上策及び施設の利用促進策にも配慮した計画となっている、の3点が上げられています。
 井手よしひろ県議は、県北生涯学習センター構想の当初から、NPOやボランティアなどが主体となった運営形態の導入を主張してきました。指定管理者にNPO法人が選ばれたことで、こうした主張が実現したことになります。
参考:茨城県教育委員会が所管する施設の指定管理者制度導入について
県北生涯学習センター指定管理者にNPO法人
茨城新聞(2006/2/23)
 県教委は2月22日、今年8月開所予定の県北生涯学習センター(日立市)の指定管理者に、地元の特定非営利活動法人(NPO法人)「インパクト」(同市末広町、梶修明代表)を選定したと発表した。指定期間は4月から5年間。県の生涯学習センターの指定管理者に民間団体を選ぶのは初めて。
 二月開会の第一回定例県議会の議決を経て指定が正式決定される。同センター以外の四カ所のセンターは、県教委の関連団体である教育財団の受託がすでに決まっている。
 県教委生涯学習課によると、インパクトは正職員5人など計17人で同センターを管理運営する予定。外部団体への管理委託により、5年間で約10%(約4,600万円)の経費節減が見込めるという。
 指定にあたりインパクトは、地元企業経営者が講師となる若者の人材育成講座や、子育て支援講座などの事業を提案している。
 インパクトは2000年4月に設立。日立市の移動図書館運行を01年度から委託されている実績を持つ。
 同センターの指定管理者には、インパクトと教育財団が応募していた。