参考写真 先のブログで紹介したように、茨城県のホームページがリニューアルされました。今回のリニューアルでは、2004年6月に制定されたウェブコンテンツのアクシビリティに関する規格(JIS X8341−3、通称:ウェッブコンテンツJIS)に基づき、高齢者や障害者にも使いやすいホームページを目指しました。
 また、具体的な改善点としては、
○緊急重要な情報に速やかにアクセスできるできるようバナーなどで明示されました。
○各分野の目的の情報に少ない操作回数でアクセスできようになりました。
○音声読み上げソフトにも対応できるようになりました。
○トップページにgoogleの検索窓を取り付けウェッブ内の検索精度を向上させました。
 井手よしひろ県議が提案した内容では、防災ポータルページの設置、google検索の導入、A4用紙に最適化された印刷書式などが実現されました。また、rssデーターの配信、アクセスログの分析と活用などは、継続的に導入が検討されることになりました。
県HP全面改装 高齢、障害者に優しく
産経新聞(Sankei Web 茨城 2006/6/7)
 最新の県政情報を提供している県ホームページ(HP)が全面的にリニューアルされた。高齢者や障害を持った利用者の利便性を考慮したのが最大の特徴。携帯サイトでもNTTドコモ、au、ボーダフォンの各キャリアに対応し、NTTドコモはiモード公式サイトとして登録されるなど、県が掲げるIT(情報技術)社会への対応を積極的に進めた格好だ。
 県HPは平成7年7月に開設して以来、数度のリニューアルを重ねてきたが、今回は15年3月以来、3年3カ月ぶり。リニューアルに関してはコンペを開催し、ウェブデザイン会社「スタジオサカ」(水戸市)に約320万円で依頼した。
 リニューアルによって、トップページ上部と下部のデザインを統一。県HP全体のイメージに一貫性を持たせたとともに、主要なカテゴリーにはどのページからもワンクリックでアクセスできるようになった。
 画面中央部には入れ替え可能なイメージ画像を新たに配置し、茨城のイメージを強く伝えられるようビジュアル面に配慮した。
 また、新たに「重要情報」コーナーを設け、緊急かつ重要な情報にいち早くアクセスできるよう工夫したことに加え、分野別の項目からもワンクリックでアクセスできるようにした。
 重要な施策についてはバナーを設置。ワンクリックでアクセスできるようにしたほか、障害者への対応として音声読み上げソフトに対応させた。
 高齢者対策としては画面右上部に「画面表示を変更」の文字とアイコン(絵文字)を設け、記載されている文書の文字を大きくしたり、色覚障害者用に色を自由に変換することができる。
 県内在住の外国人対策として、これまでの英語、ポルトガル語、中国語、韓国語の変換に加え、県内に約5000人いるタイ人向けに新たにタイ語への変換も可能とした。
 県民情報センター室によると、平成17年度の県HPのアクセス数(トップページ)は409万5000件で1日平均約1万1000件。県では平成20年度に500万件、22年度に550万件のアクセス数を目標値に掲げている。
 県HPのアドレスは、パソコン用が「http://www.pref.ibaraki.jp/」、携帯電話用が「http://mobile.pref.ibaraki.jp/」。NTTドコモの携帯電話の場合は「iメニュー」→「メニューリスト」→「タウン情報/行政」でアクセスできる。