茨城県内のドナーは5000人余り
 白血病などの難病患者へ、自らの骨髄を提供する意思を表明した「ドナー登録者」が6月末で、25万人を超えました。
 6月7日、日本骨髄バンクを運営する骨髄移植推進財団は記者会見を行い、平成4年(1992年)1月のドナー登録受付開始から14年6ヶ月の間で、ドナー登録者数が25万1,040名に達したことを報告しました。また、骨髄移植例数も7,500例に上り、「待機患者の全員が適合するドナーを見つけるためには30万人の登録者が必要」とし、新たな登録を呼びかけています。
 移植を望んで骨髄バンクに登録する患者は現在、全国に約1590人。骨髄移植は、患者とドナーの白血球の型(HLA)が一致することが前提ですが、非血縁者間で一致する確率は数100から数万分の1しかありません。HLAが一致した場合でも、ドナー側の事情で移植に至らないケースもあるため、昨年登録した患者2253人のうち移植を受けられたのは半数程度で、残りは今年になっても待機したままの状態になっています。
骨髄バンクのドナーになれる方
・年齢が18歳〜54歳の健康な方
(なお、骨髄の提供ができる方は20〜55歳です。)
・骨髄提供の内容を十分に理解している方
・体重が男性45kg・女性40kg以上の方

 一方、茨城県では、井手よしひろ県議が顧問を務める「骨髄バンクを支援するいばらきの会」が、県内のドナー登録を積極的に行っています。県内の状況は、ドナー数:4,951名(内5月登録数151名)、患者数:50名、移植件数:140件、採取件数:129件となってます。(2006年5月末現在)
 お問い合わせは、事務局の福間さんまでお願いいたします。
骨髄バンクを支援するいばらきの会
〒305-0031
茨城県つくば市吾妻3−1−1−913 福間 方
電話:029-856-7881
FAX:020-4668-5485
E-mail:bmt-ibaraki-owner@egroups.co.jp

参考:骨髄移植推進財団のホームページ
参考:骨髄バンクを支援するいばらきの会のホームページ
日本骨髄バンクのドナー登録者数が25万人に到達
〜目標ドナー登録30万人〜

骨髄移植推進財団のプレスリリース(2006/7/6 PDF版)
 骨髄移植推進財団(東京都千代田区、理事長:正岡徹)は、白血病などの血液難病に苦しむ患者を救命するため、平成3年(1991)12月に発足、広く国民の皆さまから骨髄提供希望者(ドナー)を募り、患者さんへ骨髄を提供する橋渡しの事業を行っています。
 平成4年(1992)1月のドナー登録受付開始から14年6ヶ月の間で、ドナー登録者数は251,040名となりました。また、骨髄移植例数も7,500例に達しています。
 一方で、昨年登録された国内患者さんのうち、約5割の方はいまだに移植を受けられていない現実があります。一人でも多くの患者さんに移植の機会を提供するには、目標とするドナー登録者数30万人達成を一日も早く実現しなければなりません。
 今後もご協力をいただいている日本赤十字社、医療・行政関係者、骨髄バンク関係者の皆さまとの連携を深め、骨髄バンクのPR活動をはじめ、ドナー登録の機会を増やすことや、患者さんと適合するドナー候補者が検索されてから移植に至るまでのコーディネート期間短縮など、さまざまな課題を解決していく所存です。
 骨髄移植推進財団では、一人でも多くの患者さんを救命するためドナー登録30万人を目指しています。移植を待つ患者さんのために、一日でも早くドナー登録30万人を達成できるよう、全力で取り組んでまいります。
 なお、平成18年6月末現在のドナー登録数は、251,040名、移植を待つ登録患者数は3,286名(国内患者:1,585名、海外患者:1,701名)となっています。