県立リハビリテーションセンターでのヒアリング 1月24日、井手よしひろ県議と高崎進県議は、笠間市友部の県立リハビリテーションセンターを訪れ、木ノ内賢一センター長をはじめ幹部職員より施設の状況の説明を聞くとともに、実際の施設を視察しました。
 県立リハビリテーションセンターは、肢体不自由者更生施設及び身体障害者入所授産施設の二施設が併設された、身体障害者の総合訓練施設です。
 からだに障害をもつ人々が自らの潜在又は残存能力を可能な限り活かして、精神的・社会的・職業的に自立した生活ができるよう、各種のリハビリテーションを行っています。7万3000m2の広大な敷地に、約80人の入所者が生活しながら訓練に励んでいます。
4人部屋となっている居室 このリハビリテーションセンターの課題は、何といっても施設の老朽化です。建設当時「東洋一」ともいわれた施設ですが、築後38年が経過し、老朽化が進んでいます。居室や食堂、訓練室をつなぐ廊下も吹きさらしの構造であったり、居室に冷房装置がなかったり、住環境は余り良いものではありません。冷房装置や4人部屋を仕切るカーテンなどの整備が進んでいますが、早期の全面改装が望まれるところです。
 また、障害者自立支援法の成立に伴い、新体系への体制移行が大きな課題となっています。入居者が受けたサービスに1割負担が導入され、光熱費や食費の負担も義務づけられたため、負担は平均1.8倍に膨らんだと説明されました。負担の軽減や授産収入の増加を図る必要があることを痛感しました。
(写真上:県立リハビリテーションセンターで木ノ内賢一センター長より施設の現状をヒアリング、写真下:冷房装置やプライバシーの保護などで課題が多い居室)
参考:県立リハビリテーションセンターのHP