太田代表が鉾田市のイチゴ農家を視察
 1月27日午後、公明党の太田昭宏代表は鉾田市を訪れ、イチゴや水菜、パセリなどの栽培農家から農業の現状や課題などについて意見を聴取しました。
 鉾田市は、農水省が毎年発表している農業産出額の全国市町村ランキングで、全国第3位(平成17年、532億6000万円)となった農業先進地です。特に、豚(133億円)、メロン(111億円)、かんしょ(66億円)などの生産では、全国トップとなっています。
 こうした状況の中、近年生産高が急進しているのが、イチゴと水菜です。イチゴは、全国的には生産量が減少していますが、茨城県内では25%も増加しており、鉾田市が県内トップの生産額を誇っています。水菜は、京菜を早摘みした作物で、平成13年に県内で生産が開始されて以来、わずか3年余りで生産額が京都府を抜き全国トップとなりました。ハウス栽培で、30日から60日間で通年収穫ができるため、鉾田町でも主要な作物の一つとして生産が増加しています。
 太田代表がこの日訪れたのは、鉾田市徳宿の宇佐美常男さんのイチゴ農園と水菜、パセリを栽培する三保谷二郎さんの農園。後継者問題や労働力不足の問題など、現下の農業問題が多様なよう要素をはらんでいることが浮き彫りとなりました。
新時代の農業振興に全力投球・太田代表ら全国有数の生産地視察
<茨城・鉾田市>農家の知恵と工夫生かす施策を推進
公明新聞(2007年1月28日付)
 公明党の太田昭宏代表は1月27日、地域経済の担い手である農業の新たな活性化策を探るため、茨城県鉾田市の農園を視察した。
 これには石井啓一県代表(衆院議員)と足立寛作、井手義弘、高崎進の各県議、野口忠篤、入江晃、水上美智子の各市議が同行した。
 茨城県は農業就業人口が全国第1位(2005年)、農業産出額が全国第3位(同)で、首都圏への食料供給に重要な役割を果たしている農産物の一大生産拠点。中でも鉾田市は、農林水産省が毎年発表している農業産出額の全国市町村ランキングで、05年の産出額が第3位(約533億円)となっている。
 この日は、04年までの5年間で他県に比べて収穫量、産出額がともに顕著な伸びを示しているイチゴの栽培農家と、04年に都道府県別の産出額が全国の約4割を占めて第1位となったミズ菜の栽培農家を訪問。生産者から直接、実情を聞いた。
 太田代表ら一行が最初に訪れたのは、イチゴを栽培する「うさみ園」。ここでは、園長の宇佐見常男さん、長男の達夫さんの案内で、高齢者や車イス利用者らがイチゴ狩りを楽しめるように、イチゴの栽培位置を高くしたバリアフリー高設ハウスなどを見て回った。太田代表は栽培にかかる費用や困っていることなどを質問。常男さんらは「イチゴは、土や肥料など実をつけるまでに、かなりの設備投資をしている」などと答えていた。
 次に訪れたミズ菜とパセリを栽培する三保谷二郎さんの農園では、中国からの研修生がミズ菜の収穫作業をしている様子などを視察した。三保谷さんは「直接、見てもらうと農業のことが分かってもらえる」と太田代表らの訪問を喜んでいた。
 視察後、太田代表は、「いろいろ工夫し、知恵をわかせて努力されていることがよく分かった」とした上で「さまざまバックアップする課題があると思った。いろんな形で応援しなくてはいけない」と農業振興に全力を挙げていく考えを示した。