サミットウインドパワー鹿嶋発電所が営業運転開始
参考写真 鹿嶋市内で風力発電を行っている、住友商事の子会社「サミットウインドパワー鹿嶋」が、3月19日、風車10基の完成式典を鹿嶋市内の人材開発センターで開催しました。
 導入された風車は出力2,000kW、スペインのガメサ・エオリカ製10基。これらを住友金属工業鹿島製鉄所の構内に4基、鹿嶋市北海浜工業団地内の工場敷地に4基、平井浜海岸に1基、鹿嶋市営北海浜多目的球技場に1基設置しました。地権者の異なる工業団地内に風力発電施設を設置するのは、日本では初めての試みです。
 この風力発電事業は、資源エネルギー庁による「新エネルギー事業者支援対策事業」の事業費の一部補助を受け、年間総発電量4,200万kWhの全量を東京電力へ売電します。これは一般家庭、約1万2,000世帯が1年間に消費する電力量に相当します。鹿嶋市の一般家庭が一年間消費する約半分を賄うことができます。参考写真原油換算にすると、年間1万kl相当の一次エネルギー使用量であり、二酸化炭素を年間約1万8,000t削減する効果があります。
 サミットウインドパワー鹿嶋では、地元から愛される風車を目指し、地元のJリーグ「鹿島アントラーズ」のロゴマークや地権者の企業ロゴを風車のナセルに描きました。まさに風車が地元のランドマークとなって、風景にとけ込んでいます。
参考:サミットウインドパワー鹿嶋のHP