総面積7.4ヘクタール、08年8月オープン目指す
 6月27日、県管財課は5月から公募していた水戸市笠原町の県庁舎周辺業務用地約7.4ヘクタールについて、日本商業開発に70億5560万円で売却する方針を明らかにしました。日本商業開発は、主に関西地方で商業施設などを展開しているデベロッパーでホームセンターや食品スーパー、物販専門店、スポーツ施設、レストランなどが入る大型商業施設を来年(08年)8月のオープンを目指して建設する予定です。
県が日本商業開発に70億5560万円で売却
 売却される用地は県庁舎に隣接する一等地で、過去二回公募を実施しましたが契約までには至りませんでした。また、水戸市南部周辺では、2004年に大型商業施設メガモールの構想が頓挫した経緯(「水戸市が『メガモール』不承認を正式に決定」をご一読下さい)があり、やっと県庁舎周辺の巨大な空き地の活用が決まったことになります。
 周辺には、今年4月にはロック開発が大型商業施設「ロックシティ水戸南ショッピングセンター」をオープンさせており、水戸市中心街の地盤沈下が一段と進む懸念があります。
 今後のスケジュールは9月県議会の承認後、本契約を締結し、来年2月に土地の引き渡し、建設工事に着工します。オープンは8月の予定です。
 大型商業施設は一部二階建ての建物で、延べ床面積は約4万340平方メートル。用地が三区画に分かれているため、それぞれの区画に商業施設を別棟で建設する計画です。出店企業は現在、選定中で正式には決まっていません。
参考:日本商業開発のHP