期日前投票で交付ミス 参院選清水区で5票無効に
中日新聞(2007年7月19日)
 静岡県選挙管理委員会は18日、静岡市役所清水庁舎(清水区)の参院選期日前投票で、選挙区と比例代表の投票用紙を取り違えて有権者に交付するミスがあったと発表した。誤った投票用紙で投票された5票が無効となるため、清水区選管は投票した有権者に謝罪した。

選挙区と比例選投票用紙取り違え、5人が期日前投票…愛媛
読売新聞(2007年7月22日)
 29日投開票の参院選の期日前投票で、愛媛県愛南町選管が21日、愛媛選挙区と比例選の投票用紙を取り違え、5人が間違った用紙で投票したと発表した。
 町選管によると、町職員が同日朝、同町役場で、選挙区と比例選の投票用紙を自動交付機にそれぞれ間違って入れた。その結果、4人が選挙区と比例選で間違った用紙のまま投票。5人目の有権者が選挙区で投票した後、比例選に投票しようとして用紙が違うことに気がついたという。

 参院選挙での期日前投票に関する選管のミスが続いています。いずれも選挙選挙用投票用紙と比例選挙用用紙との配布違いです。
 茨城県内でも、選管の職員(期日前投票の投票所職員)が、最初に比例区の投票用紙、次に選挙区の投票用紙を渡し投票させていたために、勘違いをして取り違えて投票をしてしまった人が複数出ていると報告がありました。投票当日は、選挙区選挙、比例区選挙の順で行われるため、その順番だと勘違いして投票してしまったようです。
 また、県内の期日前投票所では、一度に選挙区と比例区二枚の投票用紙を手渡してしまう市町村があります。例えば、日立市もその例ですが、「緊張して、どちらにどちらを投票するのか分からなくなってしまった」といった声が聞かれます。
 期日前選挙であっても、選挙当日と同じように、最初に選挙区選挙の投票用紙を交付、選挙区選挙の投票、比例区投票用紙の交付、比例区の投票という順序をしっかりと守るべきだと考えます。
 各市町村選管の再考を強く期待します。