「次の戦い」断じて勝つ 全国代表者会議で力強く出発
参考写真 11月10日、公明党は「『次の戦い』」に断じて大勝利しよう――」とのスローガンのもと、第5回全国代表者会議を開催しました。井手よしひろ県議も、茨城県本部を代表して出席しました。
 冒頭のあいさつで太田昭宏代表は、勝利のカギは「国会議員と地方議員が国民の手足となって一体となって動くこと」とし、日本の課題解決へ(1)地域活性化(2)雇用格差是正(3)救急医療(4)中小企業活性化――の4対策本部で実態調査などを進め、「日本をつくり直す闘いに総力を挙げる」と力強く語りました。その上で、衆院と参院の多数派が異なる「ねじれ国会」の中で、「公明党は政策実現のために与野党の政策協議の“橋渡し役”を果たす」と強調しました。
参考写真 また、海上自衛隊の給油活動のための補給支援特別措置法案については「今国会での成立に全力を挙げる」と表明。民主党に対案提出と政策協議を呼び掛け、「政府案の修正も含め一致点を見いだす努力をすべきだ」と述べました。
 続いて登壇した北側幹事長は「中央幹事会報告」を行い、新たな自公連立政権のスタートに際し、公明党は自民党との連立政権合意で多くの主張を反映させたことを紹介。その上で、公明党は「『国民生活の向上と改革の継続』に力点を置く」と力説しました。
 また、「ねじれ国会」における公明党の役割に関しては、国民重視の政策の提示と民意の収れんを図ることで、「新たな『合意形成の政治』をリードする」と強調。次の勝利へ、訪問対話運動の推進や街頭演説の定例化などの日常活動の強化を呼び掛けました。
 一方、斉藤政調会長は、当面の重要政策課題への取り組みを示す「政務調査会報告」を行い、重点的に取り組む課題として、(1)「事業仕分け」などによるムダの排除、(2)地域活性化、(3)雇用格差是正、(4)救急医療対策の推進――を挙げ、「生活者の視点に根差した政策を掲げ、政策実現への新たな挑戦を開始していく」と訴えました。
参考:第5回全国代表者会議の模様(公明新聞2007/11/11付け)
 その後、中央幹事会報告、政務調査会報告、予算・決算案件などに対する質疑が行われ、各県本部の代表7名より、自民・民主の大連立の問題、高齢者の負担軽減策、次期衆議院選のめど、テロ特措法の考え方、都市と地方の格差問題などについて、活発な質疑が行われました。
 次期衆院選の見通しについては、井上義久総合選対本部長は、個人的見解と断った上で、「来年7月の洞爺湖サミット以降であるべき」との認識を示しました。「公明党らしい戦いを着実に進めることが最大の選挙準備になる」と強調。自公の選挙協力については、信頼関係を醸成し、「実のある協力関係」をつくる方針を示しました。
 テロ対策のための補給支援特別措置法案について、北側幹事長は「テロ抑止に日本が貢献するという認識は民主党と共有している。対案を出してもらい、政府案の修正を含め合意点を探る協議をしたい」と述べ、民主党との一致点を見いだし成立をめざす考えを強調しました。さらに、自衛隊の海外派遣のための恒久法制定については、(1)憲法の枠内(2)文民統制(3)武器使用――などの課題を指摘した上で慎重な姿勢を改めて表明しました。
 高齢者医療費の窓口負担凍結後の対応について、坂口力副代表(元厚生労働大臣)は、年金だけで暮らす70〜74歳の高齢者に2割負担は厳しいとの認識を示し、「1割負担は、(一年の期限付きの制度だが、)このままでいけるようにしたい。公明党が頑張らないとできない」と述べました。
 質疑の後、採決に移り提案された案件を賛成多数で承認しました。
 最後に、浜四津敏子代表代行が挨拶。「きょうよりは全議員が、『何としても次の勝利を勝ち取ろう』と心を一つにして、“常在戦場”の覚悟で党勢拡大のうねりを起こしてまいりたいと思います。常に時代を開き、時代をリードしゆく公明党の議員は、国民の皆さまのために、よりよき社会、よりよき政治への歯車を力強く回しゆくために、断じて次の戦いを大勝利しようではありませんか」と訴えました。