明けましておめでとうございます。
 日立市では、1月21日に新たな消防拠点施設が開庁するとともに、日立駅周辺整備事業が本格的に着工、国道6号日立バイパスが東町から旭町まで延伸されるなど、将来につながる事業が進められます。11月には「国民文化祭いばらき2008」が開催され、日立市はオペラや合唱などの会場となります。
 一方、国政に目を向ければ、夏の洞爺湖サミットや衆議院総選挙の動向など、政治から目を離せない一年となりそうです。
 子年の本年、コマネズミのように全力疾走してまいります。ご指導ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。

春:国道6号日立バイパス開通

 国道6号日立バイパスは、日立市内における慢性的な渋滞緩和と地域の発展を支えるため計画された主要幹線道路です。今年春には本宮町と旭町間の1.6キロ区間が開通し、事業化区間全線4.7キロが開通します。
 現在、この日立バイパスの南伸を目指して、「パブリック・インボルブメント(PI)方式」を採用して、道路整備計画を再検討する試みが進んでいます。
 また、この日立バイパスの開通を記念して、国土交通省ではこのバイパスの「愛称」を募集しています。詳しくは、ホームページ(http://www.ktr.mlit.go.jp/hitachi/)をご参照下さい。

日立駅周辺整備工事が本格化

参考写真 日立駅周辺整備計画が、新年からいよいよ具体化します。現在、線路により分断されている人の流れを東西自由通路で結びます。
 また、駅舎はより便利に、バリアフリー化され、「橋上駅」として生まれ変わります。
 さらに、東口は現在の市道の海側に交流施設が建設されます。市道も一体的に整備されることになります。
 2月までに西口の駐輪場と新都市広場方向へ横断歩道が移設され、準備工事が始まります。東西自由通路や橋上駅、東口の工事が本格化するのは今年夏からで、自由通路及び橋上駅舎については、平成23年1月末、東口交流支援施設については、平成23年3月末までの供用開始を目指します。
参考:日立駅周辺工事のイメージ(PDF版)

日立南部の渋滞緩和に山側道路部分供用へ

 日立市南部の渋滞緩和に大きな役割を果たす県道日立笠間線と市道石名坂多賀線(山側道路)の整備が進んでいます。
 すでに、森山町地内から塙山団地までの区間は、塙山アクセス南側の沢を埋め立てる工事を残して概成しています。塙山団地の住民の理解が得られれば、今年前半の部分供用は可能な状況です。団地内の通行の安全を確保しながら、既に出来上がっている道路の有効利用が望まれています。

十王のパラボラアンテナが世界最大級の電波望遠鏡に

 昨年3月に閉所したKDDI茨城衛星通信センターのパラボラアンテナの利活用について、国立天文台と茨城大学は、2009年3月の稼働を目指して宇宙電波望遠鏡として再スタートさせる計画を進めています。直径32メートルの衛星通信アンテナ2基を電波望遠鏡に改修して、全国9基の電波望遠鏡ネットワークに組み入れ、太陽系から遠く離れたブラックホールや銀河系などを観測します。計11基を結んだ電波望遠鏡網は直径約2300キロの巨大望遠鏡に相当し、世界最大規模となります。十王の2基が加わり、観測精度が飛躍的に向上することが期待されており、国立天文台では、2009年3月にも試験観測を開始する計画です。

日立の新たな消防拠点1月21日開所

参考写真 日立市の新たな消防拠点が1月21日に、桐木田市民広場に開設されます。
 多発する大規模災害時の応急対策活動を、迅速かつ的確に実施するために、現在、鹿島町にある消防本部・日立消防署庁舎が移転されます。平時には、総合的な防災対応能力の向上を図る防災訓練の施設としても活用されます。
 建物は、太陽光発電のソーラーパネルなどが取り付けた省エネルギー設計となっており、免震構造を全面的に採用し耐震性を高めています。また、防災や救急の迅速化のためにヘリポートも設置されます。

11月には文化の国体:「国民文化祭」開催

 国内最大の文化・芸術の祭典「国民文化祭」が11月1日〜9日の9日間、茨城県で開催されます。日立市では、市民オペラや子どもたちの文化活動など特色を生かした5つの催しが開かれます。
 11月1日には、ひたち野外オペラ『アイーダ』が新都市広場で開かれます。野外会場でのスケールの大きなオペラの上演。秋の夜空の下、突如出現する古代エジプトの舞台と豪華な衣装に、ご期待下さい。
 また、11月8日には、「常陸野(ひたちの)に響け 大地の歌声 夢をのせて!」とのテーマのもとに『合唱の祭典』が、日立シビックセンター音楽ホールで開催されます。