参考写真 1月16日、民主党の小沢代表は党大会終了後の記者会見で、テロ特措法にかわる補給支援特措法の採決に欠席した問題について「国民にとっても民主党にとっても大事な法案ではない。私は反対の意思表示をすでにしている。参院は多数があったから否決した。府知事選への応援が前から決まっており、選挙での約束は違えてはいけない」と説明しました。
 「大事な法案ではない」ではないという、その一言は議会人として絶対に許せない暴言です。
 さらに、党内外から採決への欠席に対して批判を浴びたことに、「理解できない。党首としての活動は、自分なりの優先順位を決めて判断している。国民は理解してくれている」と反論しました。
 自分なりの優先順位で、国会の採決より選挙応援の方が優先する感覚が、小沢民主党の最大の問題点です。国会での議論は二の次で、選挙で勝ちさえすればよい、日本の将来より目先の選挙の方が大事、これが小沢代表の政治の姿勢ではないでしょうか。
 確かに、民主主義の原点は選挙です。しかし、それが全てとなれば、国民にとって耳障りの良い政策だけ並べればよい、ということになってしまいます。短絡的なポピュリズムは、この国の未来を危うくします。小沢代表の手法には賛成できません。