参考写真 7月23日、日立市南部久慈町内を流れる瀬上川の改修のための住民説明会が行われました。
 瀬上川は、平成18年10月に低気圧と大潮の影響が重なり、2日間にわたって氾濫する出来事がありました。晴天にかかわらず、海水が逆流し道路が水で溢れる様子は、異様なものがありました。
 県高萩土木事務所では、井手よしひろ県議などの提案を受け、瀬上川溢水対策技術検討委員会を立ち上げ、その改修の具体的方法について検討を続けてきました。
 その結果、1.長い周期のうねりを緩和して瀬上川を遡上する波を低くするために河口部に傾斜堤を設置、2.新明橋と日立電鉄旧久慈浜駅までの間の護岸を嵩上げ、3.遡上した波を受け入れるために旧久慈浜駅構内に受水施設を設置、の3点の対策を講じることになりました。
 具体的には、今年度、新明橋から暗渠部手前までの護岸を海抜2mに嵩上げする工事を行います。来年度、暗渠部67mの改修に関して具体設計を行います。
 抜本的対策が実現するためには、旧久慈浜駅の再開発計画が完了する必要があります。