7月29日、井手よしひろ県議は9月の代表質問の準備のため愛知県庁を訪ね、「愛知県統合型知事情報システム(GIS)」について、愛知県地域振興部情報企画課伊藤修史課長補佐らインターネット運用グループの担当者より説明を聴取しました。
マップあいち GISは、位置に関する様々なデーターを、デジタル地図上に関連づけて視覚的に表示し、分析・測定が出来るようにしたデータベースです。県庁内の各部が縦割り行政の中で、別々な地図情報システムを構築することは、ムダな投資になるため、共通な仕様なもと、全庁的な横断的なシステムを作ることが必要です。これを統合型GISと呼んでいます。
 愛知県は、平成11年度から基礎調査を始め、15年度に庁内統合型GISを稼働されました。同年度に市町村GIS研究会を発足させ、県と市町村が同じ統合型GISを運用できるか検討を始めました。
 しかし、愛知県の場合、名古屋市という政令指定都市を抱えるため、全県的なGIS構築のためには様々な課題があるようです。
 19年度からは、一般県民もこのGISシステムを活用できる出来るウェッブサイト「マップあいち」を公開しました。
 更に、「マップあいち」携帯版も公開。県民へのサービスの向上を図っています。
 20年度からは、「地域コミュニティ情報発信支援事業」をスタートさせました。GISの利用促進のために市町村に開放した県のGISシステムを地域の様々な市民団体にも活用してもらおうという事業です。西尾市のNPO愛知レスキューによる「通学路安全マップ」、岩倉市のいわくら塾による「いわくら散策探索MAP&ガイド」、東郷町のきらきらTOGO!による「ToGo子育てMAP」の3つの取り組みが採択されています。
<参考>「マップあいち」のホームページ