10月29日、井手よしひろ県議をはじめとする公明党県議団と26日に市議選を大勝利したつくば市議団は、つくばエクスプレス研究学園駅前にオープンする関東屈指のショッピングセンター内に設けられたサイバーダインスタジオを現地調査しました。これには、井手県議、足立寛作県議団代表(土浦市選出)、たかさき進県議(水戸市選出)、田村けい子県議(つくば市選出)、つくば市議の小野やすひろ、馬場はるみ、浜中かつみ、山本みわ、坂本てい子の各議員(市議選当選者)が参加しました。
参考写真 サイバーダイン(CYBERDYNE)社は筑波大学大学院の山海嘉之教授とその研究室の研究成果を広く、一般社会に還元することを目的に、2004年6月に設立された大学発のベンチャー企業です。
  サイバーダイン社は、ロボットスーツHAL(Hybrid Assistive Limb)の開発で世界的に有名です。HALとは、体に装着することによって、身体機能を拡張したり、増幅したりすることができる世界初のサイボーグ型ロボットです。人が筋肉を動かそうとしたとき、脳から筋肉に神経信号が伝わり運動を起こします。その際発生する微弱な生体電位信号を、HALはセンサーで感知し、その信号を基にパワーユニットを制御して、装着者の筋肉の動きと一体的に関節を動かすことができます。このシステムを「サイバニック随意制御システム」といいます。さらに人間に近い動作を実現する「サイバニック自律制御システム」の二つの制御系を組み込んだサイボーグ型ロボットがHALと言うことになります。
 HALの応用分野は幅広く、福祉・介護分野における身体機能に障害がある方への自立動作支援、介護支援をはじめ、工場などでの重作業支援、災害現場でのレスキュー活動支援、エンタテイメントなど、幅広い分野で活躍が期待されています。
 この10月よりは、福祉現場用に下肢のロボットスーツが実用化され、いよいよリース販売されることになりました。視察当日は、両足用のモデルと片足用のモデルが実演公開されており、実際に装着した担当者と質疑応答することが出来ました。
 つくばのサイバーダインスタジオでは、このHALの実演を身近に観ることが出来ます。さらに、つくば万博で活躍した数々のロボットやロボットの歴史を模型や実物が展示されています。つくばは先端科学の街ですが、このサイバーダインスタジオはあらたなロボット科学の拠点として、最高のランドマークとなると期待されます。
 ロボットを通しても街作り、夢が大きくふくらむ視察となりました。
参考:CYBERDYNE(サイバーダイン)
参考:イーアスつくば