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 小雪舞うあいにくの天候の中、7回目を迎えた「真壁のひなまつり」を堪能してきました。
 400年前の歴史的な町並みに、伝統的な建造物が建ち並ぶ、この桜川市真壁地区は、江戸時代から城下町として栄えました。地区内は往時の路地が残り、古い蔵や建物は約260棟のうち100余棟が国の登録有形文化財となっています。商工会を核としたボランティアでスタートした「蔵のまち真壁」をアピールしようとした取り組みは、観光地として脚光を集め、2008年に優秀観光地づくり賞で金賞を得ています。
 年々、ひな人形を飾る商店や家庭も増え、今年は177軒でひな人形が展示されています。江戸時代の飾りびなや代々伝わるひな人形、つるしびな、飾りびな、手作りのひな人形と、さまざまなひな人形が、街の門々に飾られています。
 今年の注目は「うまかべすいとん」。真壁の町の特産品として、商工会メンバーが取り組んだものです。地元の小麦粉を使った団子に、地場産の大根やニンジン、シメジなどのたっぷりの野菜を使い、シンプルながらもこだわりの一品に仕上げました。
 真壁の皆さんの温かいもてなしの心と「うまかべすいとん」の温かさが相まって、ほっかほかのひとときでした。