参考写真 6月27日、日立市内の障がい者団体(日立市肢体不自由児父母の会、日立重症心身障害児(者)を守る会、日立市手をつなぐ親の会)の協議体「すべての障害児(者)の幸せを守る親の会連絡協議会」が主催する、「第36回すべての障害児(者)の幸せを守る親の大会」が日立市立養護学校で開催されました。
 井手よしひろ県議は、国会議員、県議会議員を代表して挨拶。「政治に携わる者の目的は、まさに『すべての障害児(者)の幸せを守る』こと。政党や立場を超えて、障がい者の皆さまの福祉向上に全力を挙げてまいります」と述べました。
 親の大会では、開会会長挨拶、来賓挨拶などに続き、各団体の代表による意見発表が行われました。
 特に、障がい者本人の意見発表は、説得力があり、聞く側にも多くを考えさせるインパクトがありました。
 脳性麻痺で口や手足が全く利かず、車椅子で生活しているFさんの発表は感動的でした。彼は、ヘットギアーに取り付けられた棒で、ワープロを打ち、詩を書いている。また、会話は「トーキングエイト」と呼ばれる声が出る機械を使っています。この大会での発表は、自分でワープロを打ち、パソコンの音声読み上げ機能を使って行いました。(その一部をアップロードしていますので聴いてください)
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 Fさんは、「『障がい』もひとつの個性」と語り、一人で三重県の友人の所に行く時の様子やあるマスコミ関係者との出会いなどを通じて、障がい者が地域の中で生活することの重要性を語りました。さらに、小学校などで私の話を聞いてくれる場を作ってほしいと要望。また、障がい者の移動を支援する制度(移送サービス、福祉タクシーなど)の充実を訴えました。
 意見発表の後、大会要望事項を出席者全員の賛同で採択。日立市障害福祉課東谷保係長の講演が行われ、午後からは、茨城県警察音楽隊によるコンサートが行われました。