参考写真 7月19日、公明党第7総支部主催の時局講演会が、古河市の「利根みどり館」で盛大に開催されました。この日の時局講演会には、公明党広報室長高木陽介衆議院議員、石井啓一県本部代表(北関東ブロック予定候補)が出席。公明党の実績と衆院選の重点政策などを語り、来るべき衆院選は「比例区は公明党」と力強く訴えました。
 また、来賓として白戸仲久古河市長、吉原英一坂東市長をはじめ地域の要人も駆けつけ、公明党への共感のメッセージをいただきました。
 党幹部を代表して登壇した井手よしひろ県幹事長(県議)は、「政党や政治家がはずしていけないポイントが二つあります。それは、政策や主張が『ブレない』こと。それと、絶対に『ウソをつかない』こと。これこそ公明党の真骨頂であり、比例区に公明党を選んでいただきたい最大の理由です」と訴えました。その上で、年金問題や鳩山故人献金問題などを、具体的な資料をスライドで示しながら説明。「民主党に政権担当能力はなく、鳩山代表や小沢前代表にも、日本の国を任せることは出来ない」と力を込めて語りました。
参考写真 続いて挨拶に立った高木広報室長は、テレビや新聞などのマスコミ報道の限界について語りました。「党の広報室長という立場上、テレビの討論番組に出る機会があります。放送された後、メール、電話、FAXなどが事務所に寄せられます。励ましの内容もありますが、大半はお叱り、ご批判の内容。反省することしきりです。しかし、放送されたものが、私の語った全てではありません。日曜朝の3番組(報道2001、日曜討論、サンデープロジェクト)は生放送のため、話したものはそのまま放映されます。しかし、月曜夜の『たけしのTVタックル』(テレビ朝日系)などは収録番組です。この番組はだいたい2日前の土曜の午後に2時間収録されます。番組自体は1時間ものですが、CMなどが入るため、実質は40分程度。つまり3分の2はカットされてしまっています。これまでも、党の政策や考え方を述べてもバッサリ切られたことが何度もあります。逆に、放送されたものを見ると、「ハマコー」こと浜田幸一さんなどとバトルをした時や、党の考え方からハミ出して発言をしている場面は、しっかり残されています。こうした、マスコミの現状をしっかりとご理解をいただきたいと思います」と語り、衆院選勝利には、公明党の政策や実績をしっかりと語り込むことの重要性を強調しました。
 その上で、高木広報室長は、「衆院選は、政権担当力が問われる戦いだ」と指摘。政権担当力とは、現在の危機と未来に対する責任と行動であり、整合性ある政策を打ち出すことだと強調しました。「民衆の大地に根ざした公明党は、どんな風が吹こうが必ず勝ち抜いていきます。北関東比例3議席獲得へ大きなご支援をいただきたい」と、衆院選の勝利へ更なる支援の拡大を呼び掛けました。
参考写真 最後に登壇した石井県代表は、公明党の重点政策について説明し、支持を訴えました。
 「『命を守る』、これは人間主義の政治を掲げる公明党の原点。譲れない一線です。公明党が掲げる重点政策のポイントは、例えば医療では、高額療養費制度の見直しが挙げられます。この制度は1カ月当たりの医療費に自己負担限度額を設定して患者負担に上限を設け、生活を守るためのものです。しかし、高額の医療費に苦しむ患者はまだ多く存在し、改善が求められています。まず、自己負担限度額の一歩手前の医療費を毎月負担している難病や慢性疾患の患者の負担軽減が必要。このため公明党は同限度額の引き下げに取り組みます。また、外来で高額な医薬品の利用が拡大する中、毎回の診療での3割負担が重くなっています。高額の医療費を支払っている外来患者の負担軽減策も検討すべきです。長寿医療制度では、低所得者の外来の自己負担限度額の引き下げをめざします」と、語りました。
 また、介護サービスの充実についても言及。「介護はサービスの提供が不足しています。施設待機者があふれ、なかなか解消されないのが現実です。公明党はこうした現状を打開するため、特別養護老人ホームや老人保健施設、認知症高齢者グループホームなど、16万人分の拠点整備を推進します。また、訪問看護サービスの利用者数を10年間で100万人増加させるとともに、医療・介護・生活支援を兼ね備えた「多機能支援ケアセンター」の設置を進めます。介護従事者のさらなる待遇改善にも全力を尽くします」と、その具体策を語りました。
 さらに、暮らせる年金を目指すとして、「年金制度は2004年改正で制度の持続性が確保されました。公明党は次に、低年金者の老後の所得保障や無年金者を出さない対策を推進します。具体的には、低所得者に対する基礎年金加算制度を創設するとともに、年金受給資格期間を25年から10年に短縮し、保険料の事後納付期間も2年から5年に延長することを重点政策に盛り込みました」と語りました。
 石井県代表の重点政策の説明に、会場は納得と共感の表情に溢れました。「北関東比例区に公明党の3議席奪還を」との訴えには、大きな拍手に包まれ熱気溢れる時局講演会となりました。
(写真上:古河市の利根みどり館で開催された公明党時局講演会、写真中:高木陽介公明党広報室長、写真下:比例区公明党への支持を訴える高木広報室長(左)と石井啓一比例区予定候補)