名称は「久慈サンピア日立」に決定
参考写真 日立市は9月市議会に、ウェルサンピア日立(茨城厚生年金健康福祉センターサンピア日立)の設置管理条例案を提出することになりました。
 ウェルサンピア日立は、年金改革の一環として今年5月、一般競争入札により日立市が3億4500万円で落札。その運営を引き継ぐことになりました。
 9月市議会に提出される設管条例の主な中身は、名称を「久慈サンピア日立」とし、宿泊施設とスポーツ施設を別個に指定管理者に管理運営を委ねることにしました。(別個に指定管理者は選定されますが、結果的に同一の事業者が指定管理者に選ばれることもあります)。プール、テニスコート、アイススケートリンクなどのスポーツ施設は「久慈サンピア日立スポーツセンター」という名称に決定されました。
 宿泊施設、およスポーツ施設の料金は、ウェルサンピア日立の一般利用者の料金以下として、指定管理者の収入になるとしています。指定管理者は、利益の一定額を市に納入することが求められます。市は、その利益を基金として積み立て、今後の改修費に活用する予定です。
 なお、久慈サンピア日立の再オープンに関して3億1460万円の費用がかかりますが、その内3億1100万円は、国の経済対策である「地域活性化・経済危機対策臨時交付金」で賄われます。
 この設管条例は9月市議会に上程されます。認められれば、速やかに指定管理者が公募され、12月議会には指定管理者が議会で承認される見込みです。
 日立市では、来年4月からウェルサンピア日立の営業を円滑に引き継ぐために、担当部門を立ち上げ先任者を配置しています。今後、地元住民などの意見を聞きながら、具体的な運営方針などを検討していきます。