参考写真 10月26日、韓国の航空会社「アシアナ航空」は、来年3月11日の茨城空港の開港日から、茨城=仁川便の定期路線を1日1往復、運航することを正式に発表しました。これは、アシアナ航空のヒョン・ドンシル日本地域本部長が、茨城県庁で記者会見して明らかにしたものです。
 それによると、茨城と仁川を結ぶ便は、午前10時に仁川空港を出発し、午前12時に茨城空港に到着する便と、その機材を使って午後1時に茨城空港を出発し午後3時20分に仁川空港に到着する便の1日1往復を、定期路線として運航します。
 茨城=仁川便の搭乗率を年間で80パーセント程度を目指したいとしました。また、茨城と釜山を結ぶ定期路線については今後、就航を目指すとしたものの明確な運航スケジュールは示しませんでした。
 アシアナ航空のホームページには、「茨城空港は、無料駐車場を備え、ターミナルビルもコンパクトであり、出発・到着時の手続きにかかる時間やご旅行のコストを大幅に節約できる新しいコンセプトの空港です。アシアナ航空は、茨城県のみならず北関東各地から余裕を持ってご出発されるのに適した時間に運航することで、同地域のみなさまにもっと韓国を身近に感じていただき、日韓交流がさらに活発になることを期待しております。また、同路線を利用し、ソウル(仁川国際空港)で東南アジア、中央アジア、オセアニア、北米各都市等へ同日乗継も可能であり、同地域から世界各地へのご旅行にもご活用いただけます」と、案内しています。
運航スケジュール:
茨城 → ソウル(仁川)
便名茨城発ソウル(仁川)着機材運航曜日
OZ16713:0015:20A320
C:8席 Y:133席
毎日
ソウル(仁川) → 茨城
便名ソウル(仁川)発茨城着機材運航曜日
OZ16810:0012:00A320
C:8席 Y:133席
毎日

参考:アシアナ航空のホームページ
茨城空港 ソウル便午後1時発
茨城新聞(2009/10/27)
成田に準じる運賃アシアナ発表
 来年3月開港予定の茨城空港に就航する韓国大手のアシアナ航空は26日、同空港〜ソウル(仁川)間の運航スケジュールを発表した。同社の玄東實専務取締役日本地域本部長は同日、橋本昌知事に運航スケジュールを報告し、記者会見で両空港への発着時間などを明らかにした。
 茨城〜ソウル間の同航空便は、ソウル発(午前10時)茨城着(正午)、茨城発(午後1時)ソウル着(同3時20分)の1日1往復。座席数141席のエアバスA320型機を導入する。釜山便も当初予定通り、ソウル便の安定運航を確認後、週に3往復程度運航するという。
 運賃については、これから認可を受けるとし、「成田、福島に準じる料金になると思う」(玄日本地域本部長)とした。ソウル〜成田、福島両空港間の正規運賃(エコノミークラス)は、ともに往復13万9600円。
 玄日本地域本部長は、茨城〜ソウル便の搭乗率について、2月の就航表明時と同じく平均75%を目指すとし、乗客の構成は「日本から75%、韓国から25%を見込んでいる」と説明した。
 同本部長は、ソウル〜成田、羽田間の搭乗率が常に85%を超えてほぼ満員の状況で運航していることから、「成田、羽田の需要を(茨城空港に)カバーしてもらえる」などと、茨城空港の可能性を強調し、さらに高い搭乗率を目標にできるとした。
 同社は、国交省が開港日などを告示後、路線申請の手続きに入るという。
 県は、アシアナ航空のソウル(週7往復)と釜山(週3往復)の両便で、年間約11万人の利用者を予測する。
 大手旅行会社の一つは「新空港の開港はビジネスチャンスととらえている。ツアーの設定など具体的な取り組みは、開港日が正式に決まってからになると思う」としている。