57f450d2.jpg 11月2日、井手よしひろ県議は茨城空港の建設現場を訪れ、空港ターミナルの建設状況を現地調査しました。
 2010年3月11日に開港予定日がほぼ決まった茨城空港では、旅客ターミナルビルの建築工事が順調に進んでおり、すでに外壁の工事はほとんど終了していました。12月中完成に向けて、内装の工事が今後進められていきます。
 ビルは鉄骨2階建て(一部3階建て)で、延べ床面積は約7800平方メートル。1階に国内線・国際線の発着手続きを行う施設や待合室が設けられます。2階は滑走路に面して送迎デッキが設置され、飲食店や売店、県のPRコーナーが配置されます。
 これまでに空港施設のうち滑走路や駐機場が完成し、ビルに隣接する約1300台分の無料駐車場や空港へのアクセス道路、空港公園の整備も進められています。
 茨城空港は自衛隊との共用空港です。航空自衛隊百里基地は、首都圏でも自衛隊機発着が多く、多くの航空ファンからも親しまれています。井手県議がターミナルビルを視察していた1時間ほどの間にも、F−15戦闘機が4機離陸し、タッチアンドゴーの訓練などを続けていました。茨城空港開業後も、こうした自衛隊のフライトを見学する訪問者はかなりの数に上ると想定されます。ターミナルビル2階の送迎デッキはこうした航空ファンの絶好の見学場所、撮影場所になります。
 しかし、一つ問題があり航空自衛隊側は、百里基地の格納庫周辺の写真撮影に難色を示していると言うことです。建設工事の見学会の際も、格納庫方向を写真撮影しようとすると百里基地の広報担当官が制止することが度々ありました。
 こうした規制をクリアするために、偏光ガラスを導入し、送迎デッキから格納庫方向を目隠しすることになりました。偏光ガラスは、カメラのフィルターなどにも使われますが、一定方向の光をカットする機能があります。送迎デッキから格納庫方向を見えなくすることが出来ると言います。
 民航機の発着を見ようとすると、飛行機が視野から忽然と消える迷所(?)が誕生するかもしれません。